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試合SS一覧 このページではダンゲロスSS5参戦キャラクターのマッチング表、および投稿された試合SSへのリンクを表示します。 各試合SSは、合計文字数の少ない試合順に並んでいます。 決勝戦 試合SS キャラクター名 投票結果 決勝戦:【洋館】STAGE ファイヤーラッコ 【洋館】結果 恵撫子りうむ MVP投票結果発表 準決勝戦 試合SS キャラクター名 投票結果 準決勝戦:【希望崎学園】STAGE ファイヤーラッコ 【希望崎学園】結果 モブおじさん 準決勝戦:【体内】STAGE 恵撫子りうむ 【体内】結果 徒士谷真歩 準決勝戦ベストSS投票結果 第2回戦 試合SS キャラクター名 投票結果 第2回戦:【闘技場】STAGE ファイヤーラッコ 【闘技場】結果 七月十 大隈サーバル 第2回戦:【戦場跡】STAGE 井戸浪 濠 【戦場跡】結果 暗黒騎士ダークヴァルザードギアス 恵撫子りうむ 第2回戦:【オフィスビル街】STAGE 雪村桜(初号機) 【オフィスビル街】結果 澪木祭蔵 モブおじさん 第2回戦:【夢の国】STAGE 真野 金 【夢の国】結果 叢雨 雫 徒士谷真歩 第2回戦ベストSS投票結果 第1回戦 試合SS キャラクター名 投票結果 第1回戦:【浮島】STAGE チョコケロッグ太郎 【浮島】結果 ファイヤーラッコ 第1回戦:【貨物列車】STAGE 雪村桜(初号機) 【貨物列車】結果 舞雷 不如帰 第1回戦:【天国】STAGE 澪木祭蔵 【天国】結果 則本 英雄 第1回戦:【山岳地帯】STAGE 井戸浪 濠 【山岳地帯】結果 等々力 昴 第1回戦:【博物館】STAGE 七月十 【博物館】結果 佐渡ヶ谷 真望 第1回戦:【古城】STAGE 林健四郎 【古城】結果 大隈サーバル 第1回戦:【豪華客船】STAGE 童貞男 【豪華客船】結果 モブおじさん 第1回戦:【雪原】STAGE 九暗影 【雪原】結果 真野 金 第1回戦:【巨人の家】STAGE 女女女 女女 【巨人の家】結果 叢雨 雫 第1回戦:【ピラミッド】STAGE 偽花火 燐花 【ピラミッド】結果 徒士谷真歩 第1回戦:【地獄】STAGE 暗黒騎士ダークヴァルザードギアス 【地獄】結果 阿呂芽ハナ 第1回戦ベストSS投票結果
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雑談室へ 雑談室過去ログに戻る 過去ログ161ロック完了。 -- 管理人 (2008-08-12 19 06 44) お疲れ様です -- 名無しさん (2008-08-12 19 13 13) 161の最後の人>それは作者が決める事だろ・・ -- 名無しさん (2008-08-12 19 15 39) 管理人さん。お疲れ様です -- 名無しさん (2008-08-12 19 17 18) ↑2とりあえず管理人さんに「お疲れ様」とだな(ry 乙です。 -- 名無しさん (2008-08-12 19 25 33) 6 管理人さんいつもお疲れ様です -- 名無しさん (2008-08-12 19 36 42) お疲れ様です。いつもありがとうございます。 -- 名無しさん (2008-08-12 19 45 40) 管理人さん、お疲れ様です。 -- 名無しさん (2008-08-12 20 02 21) 乙です。平和だなぁ。 -- 名無しさん (2008-08-12 20 11 34) 管理人さんおつです 今日ゆきちゃんってワンコに出会った かなり懐いてきて思わず長門を可愛がるように可愛いがっちまった 長門おまえにも寂しいって思うことがあるのだろうか -- 名無しさん (2008-08-12 20 15 48) missingは捻り過ぎだな。もっと素直にやりゃ面白かったかも知れんのに。残念。 -- 名無しさん (2008-08-12 20 31 11) ↑2 ワがウに見えて怒り狂った俺は早く死んだ方がいいorz -- 名無しさん (2008-08-12 20 43 20) ↑吹いたw そして管理人さん乙です -- 名無しさん (2008-08-12 21 22 54) 最後は選択式のエンディングを想定して書きました。現在、ハルヒの嫉妬物と共に執筆中です。 内容はまぁ…あれですが…ww -- Missing you作者 (2008-08-12 21 43 14) ↑3 朝倉さんに刺してもらおう -- 名無しさん (2008-08-12 23 15 27) ボディーガードwktkしてますよー -- 名無しさん (2008-08-13 00 21 34) ところで一姫×キョン子マダー? -- 名無しさん (2008-08-13 00 28 46) ドコモ解除来たから投下増えたり続編来たりするかと思ってたがそうでもないな 元々PCからの投下が大半だから、当然っちゃ当然なんだけどもさ -- 名無しさん (2008-08-13 00 47 21) キョン×キョン子まだー? -- 名無しさん (2008-08-13 01 35 28) 過去ログ161にあった「マスター、マスター・・・」ってのを見て、「メタリカじゃん」って思ったのは俺だけじゃないハズ… -- 名無しさん (2008-08-13 01 46 50) ↑×2、4 性転換モノはよそでいってくれ キョン×キョン子は途中だけどさ -- 名無しさん (2008-08-13 05 56 04) ウルトラハルヒwww -- 名無しさん (2008-08-13 06 39 46) 新シリーズ始まったw ウルトラハルヒwktk -- 名無しさん (2008-08-13 06 45 20) ちょっ、ウルトラハルヒw ハルヒマンじゃなかったwww -- 名無しさん (2008-08-13 07 02 30) ウルトラやべぇwww -- 名無しさん (2008-08-13 07 47 44) ↑×4 性転換ものって個別にスレあるの? -- 名無しさん (2008-08-13 08 05 26) ウルトラハルヒwwww これは予想外ww -- 名無しさん (2008-08-13 08 32 59) スーパーの次はウルトラですかwww なら次はミラry -- 名無しさん (2008-08-13 10 15 07) 長門ウィキペディア使ってんのかwww -- 名無しさん (2008-08-13 10 18 07) マスターよかった。良い味でてる -- 名無しさん (2008-08-13 10 52 38) バルタン星人はウルトラQのセミ人間の改造。ゼットンの名前の由来は五十音とアルファベットのそれぞれの最後の文字の組み合わせだよ。ってどうでもいいか。スマソ -- 名無しさん (2008-08-13 11 30 15) ウルトラハルヒ好きだ 結婚しよう -- 名無しさん (2008-08-13 11 39 29) ガマクジラとはまたマニアックなw そういや何週か前にVIPで本物のウルトラマンが出て来るハルヒSSがあったなぁ。 -- 名無しさん (2008-08-13 12 36 38) 前にトリビアでやってたウルトラマン達が倒した怪獣の葬式をするっていうシュールな特集思い出したww -- 名無しさん (2008-08-13 18 01 07) トリビアウルトラマンネタ多かったよな -- 名無しさん (2008-08-13 18 07 39) ↑×16 ここって姓転換ものダメだっけか? 書こうと思っていたんだが… -- 名無しさん (2008-08-13 21 22 47) 別に禁止されてない。 だが、ここ(雑談室)には書くなよww -- 名無しさん (2008-08-13 21 24 24) ウルトラセブンの特徴って、ここでわかる人いるのか。 ○○くなると変身時間が延びるんだが。 -- 名無しさん (2008-08-13 21 55 28) ↑kwsk -- 名無しさん (2008-08-13 21 56 50) ↑2小さく? -- 名無しさん (2008-08-13 22 03 23) ↑×13 ミラクル……ドラクルか?これは分かる奴すくねぇかw -- 名無しさん (2008-08-13 22 19 38) ↑5大丈夫。情報検索も得意。ウィキペディアで調べる。 -- 名無しさん (2008-08-13 22 20 17) ウルトラセブンは空想科学大戦での衝撃波スパ〜ンの印象が強すぎて正義のヒーローってかギャグキャラって気がするのは俺だけか -- 名無しさん (2008-08-13 22 28 26) 此処でウルトラマンの話が出来るのはうれしい。まあはめを外し過ぎないようにはしないといけないが。 -- 名無しさん (2008-08-13 22 36 00) ↑×9 性転換は専用のまとめとスレがちゃんとある。 -- 名無しさん (2008-08-13 23 05 59) ウルトラハルヒ、良いわぁ~~~ 古泉というか、機関の方々全員小麦色なんだろなww -- 名無しさん (2008-08-13 23 07 17) OP曲は『もってけ!カプセル怪獣!』でED曲は『かえして!スペシウム!』 で決定。 -- 名無しさん (2008-08-13 23 12 27) ↑どうかアギラの事よろしくお願いします。 -- 名無しさん (2008-08-13 23 29 58) ↑×4 あれは動画スレであって、SSスレではないだろう -- 名無しさん (2008-08-13 23 31 43) いちおー注意、カブセル怪獣はセブン、スペシウム光線はウルトラマンのなんだぜ -- 名無しさん (2008-08-13 23 48 50) ↑×2 いやSS置き場だろうが。 -- 名無しさん (2008-08-14 01 17 20) ↑でもあそこにはSSあんまり無いよな -- 名無しさん (2008-08-14 01 41 41) 長門とキス にやけさせて貰いましたGJ -- 名無しさん (2008-08-14 04 49 04) ↑13 ミラクルヴォイス! -- 名無しさん (2008-08-14 08 42 09) 長キスよかったよー キョンも高校生だもんなw GJです -- 名無しさん (2008-08-14 09 03 09) 紫外線攻撃w さらに斜め上にいく発想が凄い!>作者 -- 名無しさん (2008-08-14 09 18 24) 「長門有希とキス」おみごと。作者さんGJ、いい話をありがとっ -- 名無しさん (2008-08-14 10 19 17) 長キョン最近少なくてさみしいな -- 名無しさん (2008-08-14 10 24 30) SSネタ集めのために明日から3日間戦争してくるぜ。 -- 名無しさん (2008-08-14 10 32 06) 雑談も良いけど本スレ立ててくれよ -- 名無しさん (2008-08-14 10 54 53) ウルトラヴァイオレット光線って浴びすぎたら皮膚癌になるんじゃなかったっけ、たしか。 -- 名無しさん (2008-08-14 11 03 32) 光線の強さにもよるけど、最長で3分だからな。 スペシウムならこっぱみじんだが、小麦色で済んでるなら大丈夫だろ。 -- 名無しさん (2008-08-14 14 40 22) 関係ないけど、久しぶりに「下り坂」読んだら、 なんかとっても悲しい気持ちになった -- 名無しさん (2008-08-14 17 05 39) ウルトラハルヒGJ -- 名無しさん (2008-08-14 22 27 38) ウルトラwwwそうきたかw -- 名無しさん (2008-08-14 23 19 04) 俺古泉とオソロの香水ktkr これで明日からモテモテか -- 名無しさん (2008-08-14 23 30 43) 携帯が故障して書きかけのSSが全部消えたorz -- 名無しさん (2008-08-14 23 50 13) 生? -- 名無しさん (2008-08-15 04 53 25) まさかの田辺·ミッチェル·五郎に噴いた。 -- 名無しさん (2008-08-15 06 33 28) 「ちょっと閉鎖空間の方に」www 近所におでかけ感覚だなw -- 名無しさん (2008-08-15 07 26 23) なんかもうウルトラマンあまり関係ねぇw -- 名無しさん (2008-08-15 08 12 05) マリンスペシウム光線がでると思ったのに。 -- 名無しさん (2008-08-15 08 18 46) 次はウルトラソウル音波か -- 名無しさん (2008-08-15 08 22 24) ↑2まあ変にウルトラマンに詳しいより、細かい事はどうでもいのがハルヒらしいといえばハルヒらしいと思うな。 -- 名無しさん (2008-08-15 08 51 05) うんうん -- 名無しさん (2008-08-15 10 08 32) しかし相変わらずみくるモノ少ないなココ、、。 -- 名無しさん (2008-08-15 12 12 18) みくるは使えない子。 -- 名無しさん (2008-08-15 13 53 18) みくるは使いどころが難しいからな。 上司の正体は秘密、同僚はいない、時間移動以外の際立った特技なし、未来知識は禁則事項。 たまに書いてみようとするけどいつも挫折する。 -- 名無しさん (2008-08-15 14 08 10) 自分なりにみくるの設定に仮説立ててSS書くと、厨っぽくなるwww -- 名無しさん (2008-08-15 14 47 32) ウルトラハルヒwwww ちょっと閉鎖空間の方に、って古泉ww しかし香水だだ流れ攻撃はキッツイな。ホントいい迷惑www やけくそになるなよw -- 名無しさん (2008-08-15 16 19 49) お姉さんなのですみたいな立ち位置ならまだ書けそうだが、やはり難しい -- 名無しさん (2008-08-15 16 48 54) 月の微笑(作品リスト)wktk 佐々キョン物大量の予感だwww 作者さんまったり楽しみにしてます。 -- 名無しさん (2008-08-15 18 36 29) 前に「ヒドイ人」というタイトルで佐々木×キョンを書いた者です。 それのシリーズ作品ということで、前作も合わせてリンクを貼っておきました。 そこで管理人さんにページ編集の依頼です。長編・その他3にヒドイ人という作品のリンクが貼ってありますが、作品集のページと重複するので、それの削除を依頼します。 お願いします。 -- 命の (2008-08-15 18 41 59) ↑それは雑談所のまとめ要請スレに。ルールにリンクあるよ。 -- 名無しさん (2008-08-15 19 30 40) ↑これは失礼しました。てっきり雑談室でいいかと……後で投稿しときます。 ありがとうございます -- 命の螺旋作者 (2008-08-15 19 34 27) 最近ハルキョンものが増えないなぁ -- 名無しさん (2008-08-15 19 49 38) ここでリンク貼られてる名前付きSSは全部読んだ俺は異端? 次は行方不明SS探しだ -- 名無しさん (2008-08-15 21 08 26) ただただ甘いハルキョンの投下を心待ちにしておりまする。 -- 名無しさん (2008-08-15 21 51 18) 純粋な甘いハルキョンは先月の30日からありませんね。 ここらでそろそろ王道を読んでみたい気分です。 今まさに書いている方、楽しみにしてます。 -- 名無しさん (2008-08-15 22 05 10) 待ってばかりじゃなくて自分で書こうという姿勢も必要じゃないか? 文才がないとかはただの言い訳にすぎないし、誰だって最初はそうだったんだから。 -- 名無しさん (2008-08-15 22 15 02) ↑ここで言うようなことじゃない。 -- 名無しさん (2008-08-15 22 23 29) ↑×2 書きたい人(読んで欲しい人)、書き手さんの作品を読みたい人 双方がいるからSSサイトは成り立つ。 強制されてまで書かないといけないのか? 純粋に読みたいだけの人もいるのに強制されないといけないのか? -- 名無しさん (2008-08-15 22 25 57) 落ち着け、強制はしてないだろ。みんなも書いて盛り上げてみよう程度だろ、多分。 -- 名無しさん (2008-08-15 22 30 03) もちろんファンから作者になるチャレンジ精神は素晴らしいですが、読んでるだけで幸せって方もいます。 応援することが好きな人もいますからね。 チャレンジ精神もサポーター根性も、どちらが欠けてもSSサイトは成り立ちません -- 名無しさん (2008-08-15 22 40 27) 所詮君達に、みくるの真髄を理解する事など無理か、、。 いや、別に嘲るつもりは無いよ。 -- 名無しさん (2008-08-15 22 51 34) 書いてる人の中には文才どうこうの以前に、文章を書くことが好きな人もいるわけだし、お題を受けた以外にも、書いてて「自分の文章はどの程度のレベルなのか知りたい」って思って投下する人もいるんじゃないのかな どちらにしろそれを読んだ人は楽しめた感想なり疑問点なりを指摘して作者はそれを参考にしてレベルアップ、再び投下、読者は更に楽しいという幸せスパイラル(何 要は書いてて苦にならない人が書いてれば誰も嫌な思いはしないわけで ってか長文スマソwwwww -- 名無しさん (2008-08-15 22 58 23) というわけで お題「幸せスパイラル」 -- 名無しさん (2008-08-15 23 07 01) ↑6 誰も強制なんかしていない。ただ、本来ここは書き手も読み手も関係なくみんなで盛り上げてきた場所。 にもかかわらず、料理マダー?と要求ばかりするお客様気分の人間がやたらと多くなっている。 逆にどうして求めるばかりでそこまで書くことに拒絶反応を示せるのか聞きたいよ。 -- 名無しさん (2008-08-15 23 09 51) 料理マダー?って言われてやる気になる人もいるよ 俺がそうだし。 まだかき途中だけどさ、いろんな人間がいるんだから、もうちょっと理解というか、寛大になろうぜ -- 名無しさん (2008-08-15 23 19 17) 先に言っておこう。 長引くなら避難所へGO。 -- 名無しさん (2008-08-15 23 22 08) ならお前が書け話しはされからだ。 と言っておこう。 上から目線みたいで気に食わん。 -- 名無しさん (2008-08-15 23 27 17) ウルトラハルヒ新作来ました!! ウィキペディア面白いですよねー。俺も大いに利用してますww がんばれ古泉。 -- 名無しさん (2008-08-15 23 29 43) ↑3 雑談所でやりたいがここの住人は絶対に来ないからここでやるしかないんだよ。 ↑2 あれが良い、これはやだ、こういう話を書けと言い続けているここの読み手専門の方が遙かに上から目線なんだよ。 -- 名無しさん (2008-08-15 23 35 18) ↑ん~そう言った意見?(わがまま?)を出すのは一部の人だけじゃない? 基本的には好きなカップリングとかあるだろうけど楽しく読ませてもらってる って人が多数なんじゃないかな?(あくまで私見) どっちが上とかどっちが下ってのは無いでしょ。 ただ‥ 文才が無いは言い訳だとかマダー?みたいに要望は生意気だって 言うのはちょっと極論すぎだと思うが。 書きたい人が書いて読みたい人はそれを読むでいいじゃんか。 いい加減やめようぜもう‥ -- 名無しさん (2008-08-15 23 45 13) 何で自分が気に入らない書き込みを無視出来ないんだよ -- 名無しさん (2008-08-15 23 47 16) ↑2↑1 生意気なんて言っていない。ただ要求ばかりするなら自らも盛り上げる一員になろうという意志が大事と言っているだけ。 それにずっと都合の悪い意見を無視し続けてきた結果、ここが破綻寸前に陥っているってことを誰も理解していないのか? 今の状態を続ければ時期にSSの投下はなくなる。それともなくなったら去ればいいだけと考えているのか? -- 名無しさん (2008-08-16 00 02 35) いい加減にしてくれないか? -- 名無しさん (2008-08-16 00 08 32) SSの投下数は減少傾向なのか?それは知らなかった じゃあここは一つ、盛り上げるためにも傑作短編を書いてくれ、おまえが -- 名無しさん (2008-08-16 00 19 55) もうやめい -- 管理人 (2008-08-16 00 21 47) 管理人さんの仲裁が入ったからもうやめるけど、今プリンに80レスクラスの投下が来ている。 でも支援している人がたったの二人。これがVIPの現状であるってことだけはここにいる人たちに認識しておいて欲しい。 -- 名無しさん (2008-08-16 00 24 41) もうねしつこいとしか言えない。 -- 名無しさん (2008-08-16 00 27 10) これがって言われても結局何を指してるのかわからん -- 名無しさん (2008-08-16 00 30 57) 深夜だし支援が少ないのは仕方ないんじゃ? -- 名無しさん (2008-08-16 00 33 33) ここに書き込めるなら支援するなり ヒマな時保守するなりしてほしいって事だろ そもそもここがVIPのスレのまとめサイトだという事すら失念してる奴いないか? -- 名無しさん (2008-08-16 00 38 12) もう止めろって警告されたんだからこれ以上続けて管理人さんに罰則喰らっても恨むなよ -- 名無しさん (2008-08-16 00 41 36) 開き直るなよ -- 名無しさん (2008-08-16 00 46 29) いや俺は傍観者だ。書き込みは今日初だ -- 名無しさん (2008-08-16 00 47 39) まぁ、スレで一年以上書いてる身として言いたいことは解るけどな。 とりあえず、IDの数だけ腹筋してくる。明け方には終わると良いなぁ… -- 名無しさん (2008-08-16 00 48 26) 俺が三割ほど肩代わりしてやるぜ -- 名無しさん (2008-08-16 00 53 24) はいはい避難所 http //yy42.60.kg/haruhizatudan/-- 名無しさん (2008-08-16 00 57 52) どうせ誰も来ないよ もうあきらめる -- 名無しさん (2008-08-16 01 06 22) フェルメールって画家は知ってたけどまさか絵にラピスラズリを使ってたとは…! 確かラピスラズリって幸運を呼ぶ宝石とかなんとかってヤツじゃ? あと神話に出てきたり。 -- 名無しさん (2008-08-16 01 12 11) ボディーガードwktk 古妹かわいいなあ 消失長門も凄く期待 -- 名無しさん (2008-08-16 01 26 48) 長門有希のもしも〜読んでたら、ウォークマンからLost my musicが流れてきて、なんか知らんが泣きそうになった 続きに期待 -- 名無しさん (2008-08-16 01 28 01) 避難所‥おわっとる‥ -- 名無しさん (2008-08-16 01 46 52) ↑4 ついでにラピスラズリは12月の誕生日であるよ -- 名無しさん (2008-08-16 01 53 41) ↑ 誕生日じゃなくて誕生石ね -- 名無しさん (2008-08-16 02 10 56) 某キャベツアニメを思い出す宝石だなww -- 名無しさん (2008-08-16 02 43 57) スノーネイムドとボディーガードの続きにwktk -- 名無しさん (2008-08-16 07 33 41) ボディーガードの続きがwktk過ぎる。 以前、ちらっとだけ書いたことのあるカップリングだけど ネタと文才なくてメインで書けなかった。 文才ある人が書いてくれるのを待ち望んでいた。 続き待ってます。 -- 名無しさん (2008-08-16 08 45 21) うぉお怒涛の投下ラッシュ!マ―メイドもボディガ―ドもウルトラも超GJ! -- 名無しさん (2008-08-16 10 15 06)
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「「……また、ダメだった……」」 それは、2人の神様が溜め息と共に漏らした言葉が原因となって起きた。 「「――もう少しキョンが素直だったらなあ」」 『素直キョン』 朝、目が覚める。その途端機嫌が悪くなるのが自分でもわかった。 原因はあいつ。あの鈍感馬鹿。ムカつくくらい人の気持ちに気付かない。もはや尊敬してもいいくらいだわ。 昨日せっかくあたしがポニーテールにしてあげたのにこっちを見たと思ったらすぐに違う方見て何にも言わないし。 何よ何よ何よ!ちょっとは褒めてくれたっていいでしょ。例えばこんな感じに。 ホワホワホワン 「――ハルヒ、その髪型可愛いぞ」 「あ、ありがと。…………これ、やってあげるのキョンだけなんだからね……」 「ハルヒ…………お前、可愛いすぎる!もう我慢できねえ!」 「あ、キョン駄目だよ………でもキスくらいなら…………ん――」 ホワホワホワホワホワン …………あ、鼻血が………。ティッシュティッシュ。 ……まったく、あたしったら何てこと考えてんのかしら。キョンがこんなに素直に答えてくれるわけないのに。泣けてくるわね。 はあ、早く学校行こ。 学校に着いて教室に入ったけどまだ誰一人としてクラスの人は来ていなかった。 自分の席に座りさっきの妄想を思い出す。もちろんいつ鼻血がでてもいいようにティッシュは始めから用意しておく。 一通り妄想をし終わったところで思った。 …………今日もポニーテールにしてみようかな………よし、やろう。妄想までとはいかないけど少しは優しい言葉かけてくれるといいなあ。 そしてあたしがポニーテールに髪をまとめあげ終わったとき、痛いほどの視線を感じた。 振り向くとそこにはカバンを落としたままボーっと突っ立っているキョンがいた。なんか口を開けたり閉じたりしてる。それにしてもキョンの唇………………ああ、ティッシュティッシュ。 ティッシュで鼻を拭いながらあたしはキョンに訊ねた。 「キョン、いつまでボーっとしてるの?」 「あ、ああすまん。ちょっとな」 「ちょっと?」 「………ハルヒの髪型があまりにも可愛いすぎて、見とれちまってたんだ」 「ほえっ?」 キョンの予想GUYの発言にあたしは思わず素っ頓狂な声を出してしまった。 え、何?キョンがあたしを褒めてくれたの?確かに可愛いって言ってくれたわよね。いやー、恥ずかしい。今あたし絶対顔真っ赤だろうなあ。 あ、とにかくお礼言わないと。 「あ、ありがと」 これだけ言えば充分だったのに、あたしは調子に乗って妄想の中のセリフまで喋ってしまっていた。 「………これ、やってあげるのキョンだけなんだからね………」 しまった! 喋り終わったあたしはすぐにそう思った。現実のキョンにこんなことを言ったって勘違いされるような発言するな、って言われちゃうだけなのに。 「ハルヒ………お前照れるようなこと………いや、うん、ありがとうな。そう言ってもらえて嬉しいよ」 ………え、これ本当にキョンなの?さすがに妄想までのセリフは言わなかったけどあのキョンが顔を真っ赤にして照れながら話してる。ひょっとして今日のキョンなら………… 「ね、ねえキョン。今度の休みどこかに遊びに行かない?」 「……それは、デートの誘いってことでいいんだよな?」 「う、うん」 「じゃあ行くか。楽しみにしてるぜ」 よっしゃああぁ!!遂に、遂にキョンと。鼻血が止まらない。 しかも聞いた?キョンの方からデートだなんて言ってきてくれた。これは、今回こそはいける。 ふっふっふっ、笑いが止まらないわ。 ふっふっふっふっふっふっふっふっふっふっ…………………。 「はぁ」 帰宅途中の電車内、僕はまた一つ大きな溜め息を吐いた。最近ではこんなことはよくあることだ。 溜め息の原因たる人物は言わずもがな鈍感王キョン。彼は正に王の名を名乗るに相応しい人物だ。 だって、だってだよ―――― ~佐々木さん回想モード~ 「やあキョン。また会ったね。前回再開するまでのスパンを考えるとこれは素晴らしいような偶然の事象とは思わないかい?いや、こういうものを運命と呼ぶのかもしれないね。くっくっ、運命。僕とキョンの出会いは運命」 「佐々木!?悪い、今急いでんだ。またな」 「くっくっくっくっくっくっくっ………くっ、ぐすっ………キョンのバカ」 ~回想終了~ はぁ……おや、また溜め息が出てしまったね。 くっくっ、恋愛は精神病とはよく言ったものだ。キョンのことを考えるだけで胸が締め付けられる想いになるよ。 プシューッ そんなことを考えている間に電車は目的の駅に着いたようだ。いつものように改札を通り駅の外に出てみると、辺り一面はすっかり黒く塗りつぶされていた。 こんな景色を見ていると、否が応でも寂しさを感じざるを得ない。中学校の頃はいつもキョンと2人で帰っていたからこんな気持ちにはならなかったのに………。 「寂しいよ、キョン……」 「俺がどうかしたか?」 「きゃっ!!ど、どうして!?どうしてキョンがここに!?」 これは奇跡?いや、それでもおかしい、キョンの家は駅方面ではないはずなのに。 何故?WHY? もしかして僕を迎えに来てくれたのか?いや、そんなことあるわけない。でも、もしかしたら…… 「どうしてって、ただのお使いだよ」 ………そうだよね。そうに決まってる。僕なんかのためにわざわざキョンが迎えに来てくれるはずないじゃないか。 くっくっ、くだらないことを考えてしまったものだ。涙が出てくるよ。そうだ、早く帰らないとね。今日はマネーの虎がある日なんだ。無類のとんじき好き、とんじき栄作の回は最高だった。 僕は震える手でカバンからラジオを取り出してイヤホンを耳に装着した。 『――さあ、リクエスト曲の一発目はこちら』 うえをむーいて あーるこおおお なみだがこぼれーないよおおに ………くっくっ、なんと都合がいい曲を流してくれるんだろう。正に今の僕と同じ状況。思わず歌いたくなるじゃないか。 うえをむーいて あーるk―― 「……おい!おい、佐々木!!」 何かな?それよりいきなり人の腕を掴むなんて礼儀がないね。それにキョン、僕は今歌っているんだよ。邪魔はしないでくれたまえ。 「震えた声で何言ってやがる。ってお前、泣いてんじゃねえか…………」 このデリカシーの欠片もない言葉により、僕は今まで溜まっていたものを全て吐き出してしまった。 「うるさい、うるさいうるさい!全部君のせいだ!!この間だって、たまに会っても全然構ってくれなかったじゃないか!僕が今までどんな思いをしてきたかわからないくせに!!」 「え、佐々木?」 「離してくれ!もう君の顔なんか見たくもない!!」 はあはあ、と肩で息をしていると次第に冷静になってきた。そして思う。 …………僕は何てことを言ってしまったんだろうか。 前半だけならまだ良かった。多少なり確信めいたことを言ってしまったがTVチャンピオン鈍感王選手権が行われたらまず間違いなく優勝を飾れるような男だ、理解出来るわけがない。 でも後半は………キョンの顔を見たくないなんて嘘に決まってるじゃないか。でも、もう手遅れだよね………ぐすっ………また泣きそうだ。………早く、立ち去らなきゃ。 そのときようやく気付いた。キョンがまだ僕の腕を掴んだまま離していない。そして次の瞬間、僕はキョンの胸の中にいた。 ブホアッ、ヤバい。涙じゃなくて鼻血が出そうだ。 が、次に放たれたキョンの言葉により僕の鼻血は止まってしまった。むしろ逆流したかもしれない。 「すまん。お前がそんなに俺のことを想ってくれてるなんて思わなかった。…………好き、ってことなんだよな……」 なぜ前半を理解してやがるんだ鈍感やろおおおおっ!!!!!!! うぼあっ、今のままでは口から吐血してしまう。というかしてしまった。 どうしよう、どうしよう、どうし―――― ……………くっくっ、閃いてしまったよ。何故かは知らないが折角キョンが僕の気持ちに気付いてくれたんだ。このまま一気に陥落させてあげよう。 「そうだよ、僕……いや私はキョンのことが好き………」 くっくっくっくっくっくっくっくっ。 決まった。これは間違いなく決まった。ここで僕は完全なる勝利のために2つも秘策を使ったんだからね。 まず1つ、実はね最初から素直に私と言うことは出来たのだよ。しかし敢えて言い直すことによって相乗効果により威力は別次元にまで高まる。この段階でキョンの理性は風前の灯火といったところだろうね。 そこに追い討ちをかけるために使った2つ目。君達は分からないだろうが僕はさっきから上目遣いでキョンを見ている。 決して自惚れではないが僕だって自分の顔のレベルがどのくらいかなんて重々理解しているさ。だから客観的に見て僕の上目遣いに堕ちない男はほとんどいない確信している。 くっくっくっくっくっくっ、パーフェクト。さあ、あとはキョンのイエスという言葉を聞くだけだ。カモンキョン、キョンカモン。 「………佐々木、ありがとう。素直に嬉しい。俺もお前のこと好きだよ」 いよっしゃあああああ!!!!!!! ここまで長かった、本当に長かった。キャラも多少破城した。でも、でもようやく報われt―――― 「……でもな」 ………………は? 「ハルヒも同じくらい好きなんだ」 んなこと知るかあああああああ!!!!!!! ボケッ、じゃあどうしろってんだよこの野郎が。 「もう少したったら必ず答えを出すから。それまで待っていてほしい」 「……………仕方ないな。いい返事を期待しているよ」 少し予定外だったがなに、問題はないさ。 涼宮さんが気付いていないうちに決定打を打たせてもらうよ。そうだね、次の休日にでも決めてしまおうかな。 くっくっ、次の休日が楽しみだ。キャラもきちんと修正させてもらうよ。 くっくっくっくっくっくっくっくっくっくっ…………………。 ~素直改変前日~ ……………… ……… … 「――は!?俺が素直になるだと?」 「そう」 夜も遅くに携帯の着信音で起こされた俺はイライラ半分イヤイヤ半分、つまり嫌悪感丸出しでディスプレイを確認した。 ディスプレイに表示される非通知の文字。ここで急速に頭が回転する。非通知の電話、それすなわち長門。 長門からの電話と理解した瞬間、何か起きたのだろうと思い急いで電話に出た………の、だが、長門から俺に告げられた言葉は俺の予想の斜め上をコンコルドの如きスピードで駆け抜けていくものであった。 「……すまんがもう一度説明してくれんか、長門」 「わかった。ここからはルー語で説明する」 「いや、普通に…………」 「イエス。ユーはトゥナイトの0時をもってキャリックターがチェーンジする」 ちょーわかりにきいいいいいいいいぃ!!!!!!!!!! 「アズアリザールト、ユーはナチュラルにマウスから言葉を出してしまう。ジェネラリースピーキングでスッネーオになるということ」 今スッネーオって言っただろ、お前。どこの骨川だよそれ。素直というよりむしろ卑屈じゃねえかあいつ。 「アーンド、ユーはその間今の意識がナッスィングの状態に陥る。言葉で表すなら二重人格のようなもの」 「…………最後ルー語じゃなかったぞ」 「気のせい。作者の英単語の知識が乏しいということはまったくない。ルー語が面倒くさいから止めただけ」 「俺としても助かるから是非そうしてくれ。………まあそれよりも、だ。俺が素直になるってどういうことだ。俺はいつも素直だから改変しようがないだろ」 「………本気?」 「ああ、本気も本気だ」 「……………また図書館に」 「え?」 「また図書館に」 「ん、ああ、そうだな。今度行ってみるか―――――SOS団みんなで」 「死ね」 ブツッ …………………何なんだ一体。だってそうだろ俺なんかと2人きりで行っても長門はつまらんだろうし。 ってもう0時になるじゃねえか!えっと長門の話によると俺の意識はなくなるんだよn………………やべ…………………………頭が……重い…………よく解らんが…もう一人の俺、頼むぞ………。 『急造タイトル~やって来た休日、それぞれの結末~の巻』 ―――ふっふっふっ、遂にこの日がやってきたわ。 キョンと三日前に約束した後、あたしはまともにキョンのことを見ることが出来なかった。 だって恥ずかしかったんだもん、しょうがないでしょ。キョンが…あたしのことを可愛いなんて…………………………ブッホァッ…………ボタボタ……………ティ、ティッシュティッシュ。 フキフキ ふう、まだ時間もあるしお風呂にでも入ろうかしら。髪に鼻血付いちゃったしね、それに…………………ち、違うんだから!べ、別に深い意味はないのよ! カポーン ……結局お風呂に入っちゃった。あ、話を戻さなきゃね。 あたしは全然キョンの方を見れないんだけど、キョンのやつはあたしの方ばっかり見て楽しみだなー楽しみだなーって言ってくるの。おかげでクラスの連中には生暖かい視線で見られて……………まあ、良いんだけどね。 だって今日からあたしとキョンは恋人同士になる予定だし。出来たらキスまで、そうキョンの唇がこうあたしに向かって…………………ボハァッ…ダラダラ………ブクブクブクブク………………………………… ハルママ「いやーーっ、ハルヒーーーーッ」 目が覚めると額には冷えピタが貼ってあった。 …………あれ、あたし何やってんだろう? 確か鼻血が出たからお風呂に入って、キョンのこと考えてたらまた鼻血が出ちゃって…………………そっか、あたしのぼせちゃったんだな…………………………って今何時なの!? ああっ、もうこんな時間じゃない!キョンに遅れをとるわけにはいかないわ。 よし、財布持った、携帯持った、ボックスティッシュ持った。 じゃあ行ってきます。お父さん、お母さん、あたしは今日旅立つかもしれません。 ―――くっくっくっ、今日という日をどれほど待ち望んだことか。以前にも話した通り僕は今日という休日に決着を着けるつもりなんだ。 よし、まずはキョンに電話をしよう。まだキョンには何も言ってないからね。こういうものはサプライズがあったほうが印象に残っていいんだよ。 プルルプルル………… 『もしもし、佐々木か?』 「そうだよ」 『何か用でも………あ、もしかしてこの前の返事のことか?それならすまんがまだ考え中なんだ』 くっくっ、それはわかっているさ。だからこそ僕はこうやって電話をしているんだ。 「まあそれもあるけど、実は今、キョンの家の前にいるんだよ」 『へ?』 「じゃあお邪魔します」 「……………お前なあ。……まあいいか、久しぶりに佐々木の顔見れて嬉しいしな」 おっと、これは予想GUYの言葉をもらえたね。しかしこれは好都合。 くっくっ、まず第一段階は成功と言ったところか。このまま一気呵成に……………む、キョン、やけにお洒落な格好をしているじゃないか。そんな胸元の空いた服を着て……………ボフッ………タラリ………… 「どうした鼻血でてるぞ?」 「な、何でもないんだ」 フキフキ 「それよりどうしたキョン、どこかに出掛ける予定でもあるのかい?」 「ああ、ハルヒとデートの予定があるんだ」 ………………………………………………聴力が衰えているのかな。変な戯れ言が聞こえた気がする。 さてキョン、もう一度訊くよ、今日は何の用事があるんだい? 「だからハルヒとデーt……………あ、ち、違うぞ。別にハルヒのことを選んだというわけじゃないからな」 ……………くっくっ、もう少しでまたキャラが壊れてしまうところだったよ。 今回は簡単にはキャラを壊す気はないからね。キョンにも不用意な発言は気を付けてもらいたいものだ。 それにしてもだ、キョン。涼宮さんとデートとは頂けないね。 「いや、これはお前が告白する前から予定していたことなんだ」 「おや、そうなのかい?しかしだね……………………そうだ、僕も付いて行っていいかな?」 「いや、ちょっと待て佐々木!いくら何でもそれは………」 「僕のことも好きなんだろう?」 「うっ…………そりゃ好きだけど」 「じゃあいいじゃないか。さあ、早く行こう。どうせ集合場所はいつもの駅前なんだろう」 「おい佐々木、引っ張るなって」 くっくっくっ、涼宮さん。どうやら全面戦争のときが来たようだ。 キョンの想いを知っているからアドバンテージは僕にある。くっくっ、精々無駄なあがきをするがいいさ。 さあ、いざ行かん、決戦の地へ。 ~駅前~ あ゙ーーー遅いっ!!キョンのやつ何やってんのよ!もう集合時間の一時間前じゃない。ほんっとに信じられないわ、男なら二時間前行動は当たり前田のクラッカーでしょ。 イライラするわね……そうだ、今のうちに今日のイメトレをしておこう。 …………… ……… … 「すまん、遅れちまった」 「もうっキョンったら遅いぞ♪」 「ははっ、すまんすまん。遅刻のお詫びといってはなんだがこれ貰ってくれないか」 「え?」 「開けてみろよ」 ガサガサ カパッ 「うわあ……綺麗……………これ高かったんじゃないの?」 「お前の笑顔がみれるなら安いもんだ、俺だけのお姫様」 「……キョン、素敵」 ガバッ …………… ……… … きゃーきゃー!キョン格好良すぎる!!ああ、鼻血が……ボックスティッシュ持ってきて本当に良かったわ。 フキフキ それにしてもさすがあたしが惚れた男ね!やることが違う………………あ゙ん!?てめえ何こっち見てんじゃゴラァッ!!見せもんじゃねえんだよ!! 「wawawa………」 ふっふっふっ谷口がまるでゴミのようだ。 あっ、そんなことしてる間にキョンがやって来た。まずは掴みが肝心よね。よし、乙女ハ○ヒ並みのデレッぷりでいくわよ。 「キョーン、お・そ・い・z………………………………ギョーーーーンッッッッッ!!!!!!!」 『終結プログラム設置完了。起動まで3時間12分21秒』 「――――ギョーーーーンッッッッッ!!!!!!!」 くっくっ、涼宮さんの叫び声が聞こえるね。 ((((゜д゜;))))ガクガクブルブルガクガクブルブル キョン、大丈夫だよ。君は僕が守ってみせる。例えこの命が尽きようと。 あ、これ死亡フラグっぽい。くっくっ、メ ガ ン テ !! 「佐々木も怖いよー」 現在の状況まとめ ハ<ギョーーンッ!!! 佐<メ ガ ン テ 素キ<ガクガクブルブル 長<早く起動させてぇ 「―――さて、これはどういうことかしら?」 今あたしたちはSOS団御用達の喫茶店の一角を支配している。あたしが問いかけているのはもちろんキョン。 ふっふっふっ、逃がさねえぞてめえ。 「まあ待てハルヒ。ちゃんと説明してやるから。実はな――」 「僕から話をさせてもらえないかな、キョン」 「どうぞどうぞ」 どうしてそこで佐々木さんが出て来るの、あたしはキョンに訊いてんの!! 「うるさいっ!」 へ? 「キョンは僕のものだ!!」 えええぇぇぇぇぇぇぇっ!?この人何言っちゃってんの?怖っ、佐々木怖っ。 これが偏差値教育の犠牲者ってやつかしら。くわばらくわばら。 「勝手に私を頭のおかしい人扱いしないでくれるかしら?頭がおかしいのはあなたでしょ、涼宮電波ハルヒさん」 ミドルネームみたいに言ってんじゃねぇぇぇぇ!!!!!!! 「僕はただキョンに告白をしただけだよ。ね、キョン?」 「ああ、告白しただけだな」 ……………え、キョン………? 「キョンは僕のこと好きだよね」 「ああ、好きだな」 ………………嫌……………嘘、でしょ……? キョンが、佐々木さんのことを好き? ………ああ、そっか。そうだったんだ。あたしったら、1人で舞い上がっちゃって…………あはは、馬鹿みたい…………。ほら、早く出て行かなきゃ、2人の邪魔になるでしょ。 気が付いたら、あたしの頬には一筋の雫が伝っていた―― 「おいハルヒ、勘違いするな」 「何よ、勘違いって!!あんたは佐々木さんのこと好きなんでしょ!?もうこれ以上あたしを惑わせないで!!」 「お前のことも好きなんだ」 惑わせんなっていっただろごらああああああああ!!!!!!!!! 『起動まで2時間30分51秒』 あーあ、キョン言っちゃったよ。折角涼宮さんにキョンを諦めさせるチャンスだったのに。 くっくっ、やはり一筋縄ではいかないようだね。それでこそ僕の永遠のライバルと言うものだ。 「ちょっと佐々木さん!何ニヤニヤしてるのよ!!」 おっと、顔にでていたようだ。自重自重。くっくっくっ……… 「それよりキョン、だいたい理解できたわ。なーにがハルヒも好きだ、よ。まったく呆れてものも言えないわ」 それしては涼宮さんもやけにニヤニヤしてるじゃないか。 こういうのをツンデレと言うのかな、ナマステー。 「勝手に拝むな!」 それは失敬。くっくっくっ。 「まあどうせキョンはあたしのことのほうが好きなんだろうけどね」 待ちたまえ。それは聞き捨てならないね。 こうして僕と涼宮さんのやり取りが暫く続いていたとき、それまで黙っていたキョンが突然口を開いた。 「なあ、ちょっとトイレに行っていいか?」 「何よ、さっさと行きなさい。漏らしたら承知しないわよ」 「ああ」 ~10分経過~ 「佐々木さんはいつからキョンがあたしたちのことを好きって知ったの?」 「そうだね。三日前だったかな。私がキョンに告白したらそう答えられたからね」 ~さらに30分経過~ 「あっはっは、じゃあキョンはそのとき口から 禁則事項 を出したの?」 「そうさ。それはものの見事な 禁則事項 だったよ」 ~さらに1時間経過~ 「…………ねえ、佐々木さん」 「…………ああ、涼宮さん」 ダッダッダッ ガチャッ トイレには一枚の紙が残されていた。 『探さないでください』 「…………………ふっふっふっふっふっふっふっ」 「…………………くっくっくっくっくっくっくっ」 「佐々木さん、あなたどうしたい?」 「とりあえず今日をキョンの命日にしたいね」 「あら偶然、あたしもなの。そうと決まれば話が早いわ」 ピッポッパッ…… 「……あ、古泉くん?そう、あたし。ちょっと用意してもらいたいものがあるの。人が1人入れるくらいの棺……うん、そんな感じのやつで。え、何に使うかって?ちょっと1人殺りたいやつがいてね。じゃあ出来るだけ早くお願い」 ブツッ 「埋める場所はこちらで確保できたよ」 『佐々木さーん、埋める場所って何を埋めるんですかー?』 「あなたは知らない方がいい」 ブツッ 「準備は完了ね。じゃあ行きましょう」 「涼宮さん、あなたとはいい友人になれそうだ」 『起動まで35分50秒』 現在の状況まとめ 素キ<探さないで 佐ハ<あははははは!! ●○<ビクビク 長<早く出番を つづく
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ある晴れた休日(キョン&古泉) 「LOVE」 お客様は宇宙人 ドライブ セリフ九割で展開してみた~こいずみくんはガチじゃない~ エンドレス・エラー 蝉しぐれ Kへの挽歌 カミングアウト・パニック スマイル 台風の溜息 涼宮ハルヒの創世秘話 一万年と二千年前から キョンの評価 普通?の高校生の会話 長門さんはロッテに興味を持ったようです。 コーヒーシリーズ 機関の事情 酒乱女 前兆 キョンの子育て奮闘記 彼は団の緩衝材 『ビール×月見酒×オールスター球技大会ポロリもあるよ』(喜緑さん×生徒会長) 生徒会長の不良3人の倒し方 古泉一樹の苦笑 燃えろ!球技大会! やや黒古泉 切ない同窓会 白雪姫の真相 彼岸花……その花言葉は…… ちょっとみくる救済保守 ある曇った日のこと 無限輪舞 マッガーレで保守 古泉一樹のピロートーク もしくは、長門有希と古泉一樹の作戦会議 早すぎるリハーサル。 恋ってなに? 涼宮ハルヒの作文 エチケット 世界が終わった夜 スパイゲーム 世界が始まる朝 後日談 クリスマスイブ、独り身の女二人 ハルヒ、初めての番号交換 パンジー藤原の優雅な休日 神への反逆 インターフェースのとある未来 平穏な冬の日 涼宮ハルヒの送別 ダーク・黒みくる 三人娘の結論 涼宮ハルヒの進路 光、残響、聖夜にて。 未来の初詣 長門有希の短編 流転する腕章 長門有希の書肆(しょし) before generation 失う前に 恋の編み物 涼宮ハルヒのぬいぐるみ ハルヒの反動 ……回目の2月14日 キョンだって思春期なんです St. Ballantine s Day 暖かい場所を求めて 「。」 涼宮ハルヒの霍乱? 「につき」 When she is 78. 長門有希の勝負 解釈問題 When he is 38. -What the Gran ma!- 爆発 涼宮ハルヒのあの日 「フライ、シンプル」 長門有希の春色 サムデイ・イン・ザ・スコール 猫マノイド・インターフェース曰く 朝比奈みくるの生活 キョンの懐事情 チェリーブロッサム・レイン キョン子な日々~団員との日常~ 日常・文芸部・七夕・太陽 周防九曜に捧ぐ唄 罰と愛情(鬱モノ注意) ダメ上司タマちゃん保守 涼宮ハルヒと佐々木の無題 二人の3月末日 五月の風 五月の風、ふたたび 和歌に思いを 少年は恋をしていた Any day in the rain. Live a life アンドロイドは赤く染まる アンドロイドは真夜中に歌う 寝ぐせ 一夜限りのlove song(阪中とキョン) 同じ夜(エンドレスエイト・天体観測の続き) 涼宮ハルヒの舞台裏 短編集 「オープンキャンパス」「三十路」 「秋雨」「春雨」 「蛍光灯」「メリークリスマス」 「メモ帳」 「大雨」 「死と生」「彼岸花」「ハンガー」「風車」「弥七」「花火か夏祭り」 「銀河鉄道の夜」「トトロ」「ハルキョンについて語る古泉」 「学校に行きたくない○○キョン」 「朝比奈みくるの秘密」 三枚目の短冊 雨上がりとコーヒー 思いつきのネタ ~その後~ ゆうぐれメランコリー ノクターン・ロマンス スカイブルーの恋愛写真
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ハルヒ「ちょっとキョン!コンビニでプリン買ってきて!みんなの分もね。」 また回避不能の強制イベント発動か。だが一応否定はしておくか。 キョン「何で俺が行かなきゃならん。食いたいなら自分で(ry」 ハルヒ「何度も言わせるな!アンタはSOS団の雑用(ry」 こうして俺はコンビニに向かうためにこの坂道を下っているわけだが、いいかげん俺もストレスが溜まってきたぞ。 ハルヒを不機嫌にさせて閉鎖空間とやらを発動させないためにも耐え忍ぶのが俺の使命なんだろうが そろそろ限界に近い。どうにかしてあの天上天下唯我独尊女に一矢報いたい。 コンビニでプリンを買い、坂道を登りながらハルヒにどのような仕打ちをしてやろうかを考えた。 あまりやりすぎると世界が崩壊させられるかもしれんしな・・・。 よし、これにしよう。 俺の考えたハルヒへの復讐プランは、ゴキブリやカエル、蜘蛛やミミズといった女子が 嫌う小動物をハルヒの団長机に入れておき、ハルヒが開けたときの反応を見るというものだ。 そこ、笑っていいぞ。小学生レベルのイタズラだが、あの神様に対して度の超えたイタズラを しちまうと先も述べたとおり世界が終わりかねないのでね。触らぬ神に祟りなしとはよく言ったものだが、 すこ~し触る程度なら大丈夫だろう。 部室に戻って団員の皆様にプリンをお配りしてやった。 団長様はお礼の一つも言わずに うっれしそうにプリンをむさぼっている。 今に見てろ。その自慢に満ちた面を恐怖に歪ませてやる。 ハルヒがゴキブリやカエルなんかにビビるとは到底思えないがそれでも何か反応は示してくれるだろ。 部活が終わったあと、チャリで近所の川辺までカエルを捕りに行った。この季節だ、いくらでもいるだろ。 欲を言えばでかいウシガエル的なものが欲しかったが、さすがに捕まえるのに苦労しそうだし、明日の部活まで 自分の部屋、教室で保存するのは忍びない。アマガエルを数匹水槽に入れて川辺を後にしようとすると、 イモリが俺の靴に乗っかっていた。 キョン「お前も俺の復讐に協力してくれるのか。よしよし」 イモリも捕まえて水槽にブチ込んでやった。思いがけない収穫だ。 家に帰り、次はゴキブリや蜘蛛を収穫しようと家内を隅々まで探索したが、こういう害虫は出てきてほしいときに 出てこないもので、なかなか見つからなかった。いらん時に出てきて人を驚かせるくせに、調子のいい奴らだ。 だが代わりに面白いものを発見した。カマドウマだ。これはいいぞ。適度に気味が悪い。あの事件のこともあって、 俺には余計に気味悪く見えたが、それでもこの状況においては嬉しい誤算であり、二つ目の水槽にブチ込んだ。 その後も庭にいたコオロギやらバッタやらを捕獲して、その日は終わった。 ベッドに入って明日のハルヒの驚く顔を想像すると興奮して眠れなかった。本当ガキだな俺は。 こんなものでも少しは驚いてくれるだろう。 淡い期待を胸に、眠りについた。 翌日は少し早く置き、3つ目の水槽に土を詰めてその中にミミズを入れた。 三つの小さい水槽をサブバックに入れ、学校へ向かった。坂道をこんなに軽やかな気分で登れるのは貴重だ。 教室に入るとハルヒが既におり、案の定サブバックの中身を問われた。 ハルヒ「アンタなんでカバン二つも持ってきてるの?」 キョン「ああこれか?部活まで内緒だ。楽しみにしてろよ」 ハルヒ「何何?アンタからサプライズを提供してくれるなんて珍しいじゃない!そのサプライズの内容次第ではアンタを ただの雑用から格上げして雑用王に認定してあげるわ!期待を裏切るようなことしないでよね。」 プククw 何をうれしそうにしてるんだこのアホはw このバッグの中にお前を違う意味で驚かせるサプライズが ウヨウヨ・ガサガサしてることも知らずにw ヤバイ、余計に楽しみが増してきた。 授業が終わった後、俺は本日掃除当番のハルヒに部室の鍵をもらい、急いで部室に向かった。 全速力で走ったね。だって部室に既に誰かが居たら計画を実行できないじゃないか。 頼む、俺が一番であってくれ! ドアを開けるとそこには・・・・よかった!誰もいない! 俺はカバンの三つの水槽を取り出し、団長机の引き出しを開け、水槽の中身を全て机の引き出しの中にブチまけ、閉じた。 プッククw やっちゃった! もう後戻りはできない。ハルヒの奴、どんな顔するだろうな。 そうこうしてるうちに暇な団員どもがぞくぞく揃い、朝比奈さんのお茶を飲みながら古泉のバカとゲームをしてハルヒを待った。 古泉「どうしたんです?今日はやけに機嫌がいいじゃないですか。便の切れでもよかったのですか?」 キョン「今日は面白いものが見れるぞ。お前も楽しみにしておけ。」 朝比奈さん「えー何ですか面白いものって?教えてくださいよ。」 キョン「それをここで言ったら面白さが半減しちゃいますからね。」 長門「・・・・・・」 ガチャ ハルヒ「ヤッホー!遅れてごめーん! キョン! 早くアンタの持ってきたサプライズを見せて頂戴!」 キョン「ああわかった。まあその前にお前も座れよ。」 ハルヒは100万ドルの笑顔で走って自分の机に向かい、座った。 すごい嬉しそうな顔だなw その顔が数秒後には崩れると思うとたまらないぜw 古泉達も興味津々そうにしている。 ・・・それにしても、笑顔のハルヒって可愛いな・・・ 毎日こんな顔でいてくれてたら俺もこんなことは考えなかったのによ。 いっつも いっつも 俺のことを雑用係だとか言ってコキ使いやがって。 喫茶店でも毎週毎週おごらされてて俺の財布は重くなることがない。 おまけにコイツの機嫌を損なうと世界が終わるときたもんだ。そのせいで俺は表立って反論もできない。 だが今日だけは! 焼け石に水程度の反乱だが、それでもお前に一矢報いてやるんだ。 俺のサプライズを受け取れ! キョン「俺の持ってきたサプライズだが・・・ハルヒ、机の引き出しを開けてくれ。」 ハルヒ「あら?この中に既に入れてあるのね? 何かな~・・・?」 ガラッ! 机からカエルが飛び出し、ハルヒの手にくっ付いた。 イモリがカサカサと机の中を這い回っている。 カマドウマがハルヒの胸に飛び移った。 コオロギがハルヒの頭に飛び移った。 バッタが飛び出し、部屋中を飛び回っている。 ミミズが机の中でウニョウニョと這いつくばっている。 ↑これらは全て一瞬の出来事だ。 ハルヒは机を開けると同時にこれらの攻撃を同時に受けた。 ハルヒ「 ヒッ! キャアアアアアアア――――――――――――ー―ー――――――ッ!!!!!」 ハルヒは↑のように叫びながら、両手を上に挙げ、体を後ろに反るように驚いてた。 その反りようは凄まじく、そのまま椅子とともに後ろに転倒した。 ガタン!と凄い音がした。 キョン「ギャハハハハハハハハハハ!ww ・・・アハ!アハ!アハー!ブハハハハハハハハハ!」 俺は年甲斐もなく大笑いしてしまった。だってあのハルヒが悲鳴あげて驚いてるんだぜ?w おまけに椅子ごと派手に転倒しやがったw まさかここまでの結果になるとは思わなかった。 机の向こう側でハルヒがどんな表情や格好をしているか知らないが、きっとすごく惨めな姿になっているに違いない。 キョン「おいみんな見たか!?w あのハルヒの驚き方w」 すると机の向こうからすすり泣く音が聞こえてきた。 ハルヒ「・・・・・クスン・・・・・・・・クスン・・・・・・・・・・・」 みくる「涼宮さん・・・」 朝比奈さんがハルヒに向かって走り出した。するとハルヒが本格的に泣き出しやがった。 ハルヒ「う・・・う・・・ ふええええぇぇぇぇぇぇぇぇんん・・・・・・・・・・」 ハルヒは両手で顔を覆って泣いていた。 その泣き方ってのが幼稚園児の女の子が本気で泣いてるときの泣き方に似てて、コイツは本当に恐い思いをしたんだなあと思った。 ハルヒ「うう、うう、 うええん・・・・ グスッ グスッ」 みくる「涼宮さん、今日は帰りましょうか。一緒に帰りましょう」 朝比奈さんがキッと俺を睨んでから、顔を抑えて泣いているハルヒを抱きながら部室を出て行った。 古泉「さて、僕も失礼させていただきます。バイトが忙しくなりそうなのでね。どっかのバカが器の小さいテロを行ったせいでね。」 そう言って古泉も溜め息をして出て行った。 長門「・・・・・・・」 長門は無言で俺に近寄り、ポンと肩を叩いてくれた。長門、お前は優しい奴だな・・・。 長門は俺に何かを差し出した。こ、これは・・・ おしゃぶり と 紙オムツ ! 長門も出て行った。 俺、やりすぎたのかな・・? 復讐は上手いこと成功したというのに、何故かスッキリしない。 あんな風に泣かれちゃうとはな。アイツも普段は強気で男勝りに振舞ってても、やっぱり女の子なんだな・・・。 あんなに楽しそうにしていたハルヒの笑顔を壊してしまったことを俺はすごく後悔していた。 やっぱりアイツの泣き顔なんか見ても面白くない。 いつも笑顔で元気にバカやってるアイツが好きなんだ。 今になって自分がガキ臭い阿呆なことをしてしまったことに気付いた。 明日は素直に謝ろう。 翌日、教室にて ハルヒは既に教室に来ていた。いつものように頬杖をついて窓の外を眺めていた。 キョン「ようハルヒ」 ハルヒ「・・・」 キョン「昨日は・・・ゴメンな。」 ハルヒ「いいわよ別に。あんなもので驚いて泣いちゃうあたしもあたしだわ。こんなんじゃ街中で不思議を発見しても まともな対応ができないわね。少し自分の身の程を知ったわ・・・。」 担任が来たので俺は前を向いた。 ハルヒはとくに怒ってる様子はなかったが、すごく悲しそうな表情をしていた。 俺の下らないイタズラのためにハルヒはすっかり落ち込んでしまったようだ。 ハルヒはその日の放課後の部活に顔を出さなかった。 古泉もバイトがあるらしく、俺の頭を撫でて「いい子にしてるんでちゅよー僕ちゃん」と言ってから帰っていった。今日だけはコイツに頭が上がらない。 神人狩り頑張れ。 みくる「キョン君、涼宮さんにはちゃんと謝りました?」 キョン「謝りましたよ。でもハルヒは怒ってなかったんです。あのくらいで驚いた自分が情けないと言ってて、それで元気がないんです」 みくる「そうですか・・・。何とか元気付けてあげられないかな・・・」 長門「パーティー」 キョン「え?」 長門「涼宮ハルヒが生誕したとされる日が近い。いわゆる誕生日というもの。」 古泉「涼宮さんは誕生日を友人に祝ってもらったのは小学生のころが最後らしいですね。中学では誰からも祝ってもらえなかったようなので 誕生日に対してトラウマがあり、今まで僕たちに誕生日のことは黙っていたようです。ここで僕たちが祝ってあげれば、 きっと喜んでくれますよ。」 キョン「お前いつ戻ってきたんだよ」 古泉「つい先ほどです。神人もだいぶ落ち着いてきたので僕は監視の任務に戻れと。」 みくる「でもいいですねパーティー。やりましょうよ。」 あいつに笑顔が戻ってくれれば幸いだ。一肌脱いでやるか。 俺達はハルヒにバレないようにパーティーの準備を進めた。場所は長門のマンション。 今回のことで気付いた。俺はアイツのことが・・・ この気持ちをハルヒへのプレゼントとともに伝えよう ―パーティー当日― キョン「ハルヒ、俺今日部活休むわ。」 ハルヒ「アンタも?今朝古泉くんと有希からも欠席の連絡を受けたわよ。いっぺんにこんなに休むなんて、 アンタ達部活サボって遊びに行く気でしょ!?」 キョン「そうじゃねえって。」 ハルヒ「勝手にしろ!」 ハルヒはそっぽ向いて俺と顔を合わせてくれなくなった。 ハルヒ、今日はお前に最高のサプライズをプレゼントするよ。前回のとは比べ物にならないぜ。 授業が終わると同時に俺は長門のマンションへ向かった。 ハルヒを呼び出すのは朝比奈さんの役目だ。 数十分後 古泉「クラッカーの準備はいいですか?そろそろ来ますよ。」 キョン「ああ」 ガチャ パーン パーン パーン! 「誕生日おめでとう!」 ハルヒ「え?ちょ、何なのアンタ達!」 キョン「今日はお前の誕生日だろ?」 ハルヒ「でもあたし、誰にもそのこと言ってないのに」 キョン「えーと、あれだ。お前の生徒手帳を拾ったときに、見たんだよ」 古泉「すみません涼宮さん、部活をちょくちょく休んでしまって。全部これの準備をするためだったんです。」 長門の部屋はハルヒの誕生パーティー用の装飾品でいっぱいになっていた。 猫マンをかたどった切り絵や、宇宙人の絵などが壁にたくさん貼ってあった。 ハルヒ「・・・ありがと・・・」 キョン「ん?」 ハルヒ「ありがとうって言ってんのよ! さっさとあたし、栄えある涼宮ハルヒ様の生誕記念パーティーを始めなさい!」 まあパーティーと言っても鍋をやったりゲームをやったりバカ騒ぎをしただけだ。 朝比奈さんからは猫マンのでかいぬいぐるみ、長門からは怪しげな黒魔術の本、古泉からはホラー映画のDVD数本をプレゼントに 貰ったハルヒはご機嫌だった。 キョン「最後は俺か・・・。ほら、受け取れよ。///」 丁寧に包装された四角い箱だった。 ハルヒ「・・・開けていい?・・・」 キョン「ああ。中に手紙も入ってるから」 ハルヒは優しく包装紙を剥がし、神妙な面持ちで箱のフタを開けた その中には・・・・ パーン! パパーン! パパパン! カサカサカサカサカサカサカサ ハルヒ「キャアアアアアアアァァァァァァァァーーーーーーーーーーー!!」 ハルヒがフタを開けると火薬のようなものが爆発音を鳴らし、さらに10匹ほどのゴキブリがワサワサと出てきた。 「バーカ」と書かれた紙が箱の中に入っている。 ハルヒ「いや・・・イヤ――――――!!」 キョン「ギャハハハハハハハハハハハハハハハハ!w」 ハルヒ「う・・う・・・うぇぇぇぇぇぇんん・・・・」 また泣いたよコイツw 本当泣き虫だな。 みくる「大丈夫ですか涼宮さん?恐かったね・・・。帰ろ?」 ハルヒ「うううう・・・・」 古泉「ふ~っ・・・。それでは僕も途中までご一緒しますよ。」 ハルヒ・朝比奈さん・古泉は仲良く三人で帰った。 キョン「あ~疲れた。長門、お茶いれてくれるか?」 長門「帰って」 キョン「え?」 ドシャッ! 俺は外に投げ出された パーティーの翌日 ハルヒに話しかけても反応がない。無視かよ。 放課後、部室に入っても誰も俺と口を聞いてくれない。 キョン「おーいおい、昨日は悪かったって」 ハルヒ「それじゃ、今日はSOS団定例会議を行います」 キョン「なあハルヒ?」 ハルヒ「古泉くん、あの計画は進んでる?」 キョン「え?なになに?古泉、計画ってなに?」 古泉「はい涼宮さん、みんなでハワイに行って不思議を探索するツアーの計画は順調です。」 キョン「ハワイかー。よーし水着を買って(ry」 ハルヒ「メンバーはあたしにみくるちゃんに古泉君に有希に・・・あと鶴屋さんも連れて行きましょう。谷口と国木田も 荷物持ちにさせるために誘いましょう。以上でいいかしら?」 長門「異議なし」 俺はSOS団に居場所を無くした。 次第にクラスでもシカトされるようになり、SOS団における俺の役割だった雑用は谷口と国木田の役割になっている。 教室でもハルヒと谷口と国木田は仲が良い。 俺はというと、谷口や国木田にすらシカトされる、クラスにおける嫌われ者になってしまった。 全ては俺が調子に乗った挙句に起こるべくして起こった罰。 みんなも調子に乗りすぎには気をつけような。 完 Bad END
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通り魔とSOS団 告白SS 買い物ツアー 水族館にて 彼と彼女とSOS団 電話でデート? 手をつないで歩こう アンケート お菓子教室 長門有希の二次創作 キョンとハルヒの官能小説 みくるの官能童話 どれがお好み? 聞かなかったことにして 携帯メール 大雪 やさしくしてよ キスの理由 ある日のSOS団 お返し大作戦 いたずらな口紅
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涼宮ハルヒのロックバンド キョンとキョン Happiness! 『思い出の結晶』 『キョンの悪夢』 志 ハルヒの好きな人 『lakeside love story』 真夏の日の夢 3人娘の本音 BR 未完? キョンの突撃 To非日常 from日常 初恋 in the middle of nowhere カントリーロード ガール・ミーツ・ガール 涼宮ハルヒの微笑 とりあえず無題(仮) 宇宙戦争 SOS団お掃除大作戦 全力疾走!ロミオ&ジュリエット ただ一人のための物語 ある日のイベント 緋色の媚薬 命の価値 キョンの日常 ) 幸せの定義 尾行大作戦? あるカップルの優劣 And everyone passed away リセット(微鬱描写有) 虫歯と歯医者 恋愛お試しお手伝い! 涼宮ハルヒの中秋 ハルヒになっちゃった 月で挙式を 三者面談 とびだせ大作戦はサイケデリック 親愛の情 デッサン パレット 涼宮ハルヒの台湾 a unique solution 幸せのカテゴリー 涼宮ハルヒの終焉 ロリキョンが出来るまで ハロウィン! 涼宮ハルヒの戦場 世界の終わり 夏のある日の思い出 水無月の雨 A Jewel Snow (キョンVer) 華 ファーストキス ハジメテノヒト ストレス解消大会 ホットレモン エトランゼ 上機嫌 Lost my …? 『不思議の定義』 傷つけあい仲直り 友達から彼女へ、彼女から友達へ コンビニデザート ホームシック Missing Ring -失われる7日間- 恋愛初心者 予防注射 涼宮ハルヒの聖書 自由への奔走 涼宮ハルヒの夢幻 サプライズ・クリスマス 名前でしりとり 在り来たりな幸福 smile Break the World 雪けむりラヴァー 全てが歪んだ日 腹黒キョン フェイク 初詣遊び倒し 大回転勘違い スペシャルデイ key scramble lost and found 冬風のマーチ 消えていく日々、いつもの風景 キョンのサイズ 濁った日差し 傷の代償 ノスタルジー TrulyandHappydejavu 優しさお鍋 絆
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親父さんと谷口くんシリーズ 光るあるところに影がある。 普段、主としてハルキョンのバカップルものを書いている親父書きですが、多分、「親父さんと谷口くん」は、ハルキョンを光とするところの影、陰画です。 原作では付き合ってるどころか告白さえしていないハルキョンですが、二次創作におけるバカップルものは、当人たちがどれほど否定しようとも、どれほど無自覚であろうとも、デフォルトが「付き合ってる」ことになっています。 一方で、原作の谷口氏は5分とはいえハルヒと「付き合った」こともある訳ですが、本シリーズの谷口くんは《永遠の恋の探求者》です。ぶっちゃけ、永遠にカップルになれないが故に永遠に恋を追い求めると運命づけられている神話的人物です(笑)。カッコイイ、でもなりたくない(笑)。 オリキャラであるところの涼宮夫妻は言うまでもなくバカップルですが、その片割れである親父さんは、図書館で偶然会った長門さんとちゃっかりお茶したりするおちゃめさんでもあります。バレインタイン・デーには「義理チョコ」を山ほど持って帰って来る、との証言もあります。 この謎のモテ(?)親父に、谷口くんが恋愛指南を受けるというのが、本シリーズですが、親父さんのアドバイスは当初、それなりに理にかなってはいても、「それができるんだったら苦労はしない」というhard to do(実行困難)なものでした。それが次第に「難しいけどやるしかない」ものに変わっていきます。 さて、谷口くんから見て、バカップル・ハルキョンはどのように見えているでしょう?本シリーズには全く出てきませんが、いくつかの対照関係が見て取れるかもしれません。 谷口くん ハルキョン 告白 受け入れられない してさえいない いちゃいちゃ 機会がない ほとんどフルタイム 喧嘩 する相手が居ない 痴話喧嘩/常に雨降って地固まる 働きかけ 常に男性側から(しかも不発) ほとんど女性(ハルヒ)側から 浮気/目移り するかも(全女性が恋人だ) あり得ない(焼き餅はイチャイチャの食前酒) はっきり言って、ハルヒは男性にとってものすごく都合のいいキャラです。 容姿端麗・頭脳明晰・諸芸万能で、それだけなら超モテ・キャラなのに、性格/行動パターンのせいで、ノー・マーク、しかも決めた相手に一途で、焼き餅焼きでツンデレで、ほとんど古(いにしえ)の「押し掛け同棲もの」の女性キャラの正規伝承者のようです。 一方、谷口くんがいかにナンパ技術を向上させたとしても、ナンパで得たものは常にナンパで失われる可能性があります。一途な女の子をナンパでゲットするのは、らくだを針の穴に通すより難しいのです。 これは親父さん的豆知識ですが、ナンパする時は、相手の女性に彼氏がいることを前提にしなければなりません。たとえ、現実には、彼氏がいなくても、です。「彼氏がいないから引っかかった」と思われるほど、女性のプライドを傷つけるものはないからです。だから「今、付き合ってる人いるの?(→いないよ)→じゃあ、おれと付き合おうよ」というのはバカ・ナンパです(必ず失敗します)。「今の彼氏とは長いの?(→そうでもないよ。半年くらいかな)」。さあ、ここまで引き出しました。次の一手は? A.そろそろ飽きた頃じゃない? おれと付き合おうよ。 B.じゃ、ラブラブだ、一番楽しい時期だね。 正解は親父さんの手を煩わすまでもなく、Bの方です。Aでは「彼氏いないの?」の二の舞です。言外に「どうせ軽い女なんだろ」と言ってるも同然だからです。当然、ノーと言われます。 一方Bの方には、イエス/ノー、二つの答えようがあります。 (イエス)「うん、ラブラブ。毎日楽しいよ」 (ノー)「うーん、そうでもないかな」 「ラブラブ。毎日楽しいよ」では取り付く島がない? 効率を尊ぶナンパ師なら、そうかもしれません。しかし、真のナンパ道はそんなことでは開けません。ここは、相手からラブラブ話を浴びるほど聞くべきです、引き出すべきです(相手のラブラブ話を聞くスキルこそ、すべてのナンパに通じる基本スキルです)。そうすれば1、2時間ぐらいその娘とお茶することも可能です。そうして相手のラブ話で盛り上がった後、こう落とすのです。「もう、お腹一杯、食べられません。あー、楽しかった。ラブラブ・ビーム浴びまくりだよ。明日、足腰立たねえよ。ねえ……余所から見たら、今の俺たちって、すげーバカップルに見えると思わねえ?」 彼女が「え?」と顔色が変わる瞬間に立ち上がって「場所、変えようか」といってレシートを持ってさっさとレジへ。あとは煮るなり焼くなりしてください。 さて、本命の「うーん、そうでもないかな」です。どう攻めますか? 実はここまで、相手が「ノー」と答える質問を続けていることに注目です。「今の彼氏と長いの?」→ノー→「じゃあラブラブだ、楽しい時期だよね」→ノー。ここはもうひとつ、ノーを引き出す質問です。たとえば「えー、全然そんなふうに見えないよ。かわいくしてるしさ[と無理無く、混ぜ込んで褒めるわけです]。これから彼氏に会うのかと思ったよ」。 この質問にノーの答えなら、 「じゃあ、少しお茶しない(付き合わない)?」 と、普通のナンパ・トークへつながります(「時間あるんだ」とか余計なことは言ってはいけません。たとえ本当にそうであっても)。ここはしかし、ノーが続いてるので、相手はノーの態度で来るでしょう。「えー(なんであんたと行かなきゃいけないの?)」と。 だから、ここも、ノーの慣性を利用して、こちらが欲しい答えを「ノー」の形で貰える質問をしましょう。 (改良型)男「じゃあ、ちょっとだけお茶しようよ、3分だけ!ね?」→女「えー、3分じゃお茶飲めないよ」(ノーの解答)→「なら思い切って2分! いや10分! ダメ? じゃあ間をとって30分! これ以上は無理!」(ちょっと関西風なボケ・アプローチですが)これくらいやって笑わせれば、なんとかなるかもしれません。 なんの話ですか? ああ、谷口くんの話でした。 谷口くんの未来は、ナンパの先にはありません。ナンパから「真の愛」が芽生えない、という訳ではありません(そういう例は数々あります)。問題は、谷口くんが使える「出会いの機会」がナンパに限定されるという、その貧しさにあります。 だから親父さんは、そこを変えようというアプローチを提案します。地味な手段とは、そういうことです。 最終話で、谷口くんの前に現れる無口な女の子は、谷口くんがナンパしたのでしょうか?多分、そうではありません。彼女は(名前をつけてあげればよかったですね)は、「谷口さん……楽しくて、いっぱい喋る人って、……聞いてたんです」と言っています。彼女はおそらく女友達から、谷口くんを紹介されたのでしょう。谷口くんは、我々の知らない努力を通じて、異性の友人から女の子を紹介してもらえるほどの信頼を獲得するに至ったのです。 最終話での親父さんのアドバイスは、(いつものとおり)ほとんど、ことごとく空を切っています。谷口くんが思い出した親父さんの言葉は、唯一「声の大きい奴ほど、話すことで何かを隠してる。無口な人の方が、表情とかしぐさでいろんなことを教えてくれてる」というものでした。 親父さんと谷口くん その1 その2 その3 その4 その5(最終回)
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雨の降りそうな金曜日。俺はいつも通りとも言う平な日々をのうのうと暮らしている。 「はい、どうぞ」 にっこり微笑んでお茶を差し出してくれる朝比奈さん。ありがとうございます。相変わらずの甘い舌ッ足らずですね。とは言わないが。 「いえいえ」 ドキッとするような笑顔を見せて古泉と長門にもお茶を渡して歩き出した。 一口啜って一息。やっぱり美味いよなぁ。いっそ商標登録でもしてこのお茶売れるんじゃないか? ロリ巨乳のメイドが入れた茶、なんつってね。安もんのお茶でも倍で売れると思うんだがな。 「どうしました?手詰まりですか?」 正面に座って五目並べの相手をしているのは古泉。と言うかこいつ以外は誰も相手をしてくれないわけなんだが。 あと卓上ゲームを持ちかけてくるのがこいつだけなわけだ。 「んな訳ねーだろ」 お前に負けを認めるなんてありえないぞ。さっきから五目並べようとするばかりで俺の妨害が疎かだ。そこら辺に四目並んだ黒い目。後一目で終わるがあえて長引かせている。 普通なら何か裏があるのではと勘ぐった方が良いんだろうが、こいつ相手にそんなのは必要ない。戦略と言うものを知らないからな。頭の回転に付き合ってやるわけだ。 と、長い思考を終わらせてパチリと石を置く。ゲームオーバーだ。 「また負けてしまいましたね」 サワヤカノンフライ。カロリー0の笑顔はノーセンキュウ。いつも言っているがもう少し戦局を見極めて石を置け。 「わかってはいるんですがどうも苦手でして」 その笑顔がわざとらしいから俺は勝った気になれないんだよ。 「それはそれは。失礼しました」 くそっ。ぜってー喧嘩売ってるぞこのやろう。例えるならこいつはブルータスだ。いつ裏切るかしれたもんじゃない。善人だったとしても無意味なスマイルと役作りが信用ならん。 「………」 もう一度勝負しましょうと持ちかけてくる古泉の斜め後ろには一人黙々と本を読み漁る長門の姿が。こいつはいつだって無口を決め込んで話しかけても要領を得すぎた超ド級の難解な用語をベラベラと吐いて捨てるように喋りやがる。 誰かるびを振るついでに説明も付け加えてくれると嬉しい。 にしても今日は一人足りないような気がする。なんでって静かだからな。 パタパタと雑務をこなす為部室内をウロウロする朝比奈さんに、静かに本を読みページをめくる音しか立てない長門、そしてまた碁石を集めなおして一手打つサワヤカ笑顔のイケメン野郎古泉にそれに応えるように石を置く俺。 平和だな。平和だ。へいw…… 「みんなー!重大ニュースよ!!!」 ……ああ、そうだな。この平和を壊すのがお前だもんな。 忘れてたんじゃない。忘れていたかったのが本音だろう。そして重大ニュースなんて持ち込まないで「暇だわ!」と言って入ってきてくれたほうが助かるわけなんだがなー。 「この新聞見て!今日の新聞なんだけど凄いことが書いてあるのよ!」 って聞いちゃいねーし。毎度マイペースでトラブルメーカーな顔とスタイルは抜群な涼宮ハルヒの放課後であった。 終わりっと… 「ここよここ!ほら見てよキョン!」 こいつ。せっかく良い具合に異常な日常の始まりで締めくくろうとしたと言うのに。碁盤の横に新聞を叩きつけられたせいで石の配置が変わってしまった。 笑顔で片付けるな古泉。やり直しがそんなに嬉しいか。まったく……で?何が凄いんだ? 「これ!『廃墟群に謎の巨大生物が現れる!』」 まじまじとハルヒの指差す新聞の記事を見つめる。そこには白黒の写真に大きく不自然な形状の影が廃墟と廃墟の間に写っていた。 「たしかに、これは異様ですね。奥の廃墟だったとしても形が不自然すぎます」 まるで俺の心の中を代弁するように古泉が記事を覗き込みながら解説する。俺の心を代弁するな、と言うムカつきと同時に俺の判断は間違っていなかったと安堵。 「そうでしょ!?やっぱりSOS団である以上これは調べなきゃいけないわ!」 だろうな。こんな記事持ってきてその発言がないのはハルヒが頭を強打しない限りありえないだろうな。 「ふえぇぇ…怖いですよぅ~」 話を聞いただけでもうなみだ目の朝比奈さん。駄目だ。可愛すぎる。 「大丈夫よ!なんとかなるわ!」 その根拠が一体何処から来るのか教えて欲しいものだ。古泉はもう言うまでもあるまい。すでに日程の算段を立てていやがる。『機関』云々より単にハルヒと同じ趣味を持った同類なんじゃないのか? 「で?キョン?今週の日曜は暇かしら?」 俺がいつも暇だと分かって聞いているのか?確かに暇だ。休日なんてこいつに呼ばれないかぎりシャミセンの爪を切るか本を読んでごろごろしているかしかないわけだ。 そして今週の日曜はもう終わってて明後日の日曜は来週なのが常識だぞ? 「ああ、暇だな」 その答えがそんなに嬉しかったとは思えないが、満面の笑みを浮かべて決行を言い放った。 ってちょい待て。朝比奈さんと長門の予定は聞かないのか? 「ああ、いいのよ。みくるちゃんは強制参加だし有希はどうせ暇でしょ?」 コクリと小さく頷く長門。本当にいいのか?と言っても意味はないだろうな。いつものことなんだし。そして悲しいが朝比奈さんの扱いもいつもと同じだ。 「そんなぁ~」 朝比奈さん…兎のようなつぶらな瞳で俺に救いを求めないでください。でもここは助け舟を出すのが常識だろう。男として。 「朝比奈さんは日曜に予定ないんですか?」 その質問に少し首を傾げ、 「いえ、特にありませんけど……?」 あのー、朝比奈さん?俺の助け舟を数秒で沈められてはとても困るのですが? 「じゃあ問題ないわね?なら明後日にいつもの場所に集合!じゃあ今日はこれで解散!」 そう言い残してさっさと帰っていくハルヒ。特に活動を休日にしているSOS団は団長が早々に帰る事なんて日常茶飯事だ。ただあいつはいつも部室でどうやって時間を潰しているんだろうか。 夕焼けの明かりもゆっくりと沈み始めた頃に長門の本が音を立てて閉じる。もうそんな時間か。 さぁて帰るか、と朝比奈さんと古泉に続いていくように部室から出て行こうとしたときに、 「待って」 長門に突然呼び止められた。こういうときはあまり良い事がない。とりあえず俺の想像で聞いてみる。 「日曜の活動のことか?」 コクリと頷く。ジッと見つめるその目は相変わらず無機質で冷たい目。 「ちょっと待ってて」 突然席を立つ長門。てっきりまた難しい言葉の羅列を聴かされるんだろうと思っていたが何も無くて内心ガッカリ。やっぱ俺って非日常的なことを求めてるんだなーと妙に納得させられた。 「お待たせー」 む?何故朝比奈さんの声が?振り向くと出ました大人バージョンの朝比奈さん。相変わらずの自称教師をイメージした服装で登場。 「なんで朝比奈さんが?」 ニッコリ微笑む朝比奈さん(大)はゆっくり部室の中に入りキョロキョロと辺りを見回した。 「この前に来た時と全く変わらないわねー。ずっと変わらなかったのは確かなんだけどね」 懐かしそうに少し目を細めている姿は心臓の鼓動を高鳴らせた。 微かに差し込む夕焼けのオレンジ色の光に照らされ、髪をかき上げる姿は鼻血が出るんじゃないかと言うくらいドキドキしてくる。ここで鼻血を出したら死んでもいい。恥で死ねる。 「で…今度はどんな用ですか?」 くるりと振り向いた朝比奈さん(大)の表情は逆光でよく見えないが深刻なことを話そうとしていることは雰囲気で感じた。 「私と……長門さんと一緒に、日曜まで来てくれませんか?」 ………ちょっと待て。ちょっと待てよ?いつもなら過去に戻って何かをする、と言うのが定番なんだが今回は未来に行くだって? 「今のあなたと、日曜日のあなたの力が必要なの」 同一人物二人の力を使うだって?とにかく、大方のことを教えてほしいんですけど…… 「そうね…禁則事項に引っかからないように触りだけ教えるわね?」 コホンと小さく咳払いをして教師のように腕を組んで話を始める朝比奈さん(大)。 話を聞いてはいるが腕によって押し上げられた大きな胸に目がいってどうも落ち着かない。そこを見るなと言われるのは無理難題だ。円周率を必死に唱えても無理なほどのボリューム。 揉みてぇ…… 「あなたが未来に行くって事は、未来にいるキョン君の方が分かっているってことは分かる?」 ええ。それは俺でも分かります。今の俺が状況を知らないで行くわけで、そこにいる俺は未来に行った後ってわけですからね。 「そういうこと。だからどういうことになっているかは教えられないけど、未来にいるキョン君の言うことを聞けば大丈夫よ」 ピコンと指を立てて笑顔を見せる朝比奈さん。その笑顔で死ねそうです。 「じゃあ、準備は良い?」 一体何を準備しろと言うんですか。ナイフとかでも持っていった方がいいんでしょうか。レーザーガンとか支給してくれてもいいような事態なんでしょうか。そして長門を忘れていませんか? 「………私はここ」 背後の声に驚いて思わず飛びのいた。近づくなら気配を出して近づいてくれ。寿命が5分は縮んだぞ。 「大したことじゃない」 そういう事言うな。俺には重要な五分だったんだぞ? 「……そう」 分かっていたがその反応は少し寂しくなるな。長寿自慢をされた気持ちでなんだか自分がいたたまれない。 「じゃあ、行くわよ?キョン君は目を閉じてね」 何度目になるだろうか。耳元に朝比奈さんの声を近く感じる。その吐息で心臓が飛び出しそうになるのを押さえ、何度目かの酔うような感覚で俺は未来へ向かった。 ただいつもと違ったのは、右手に長門の左手が握られていたことだった。 今日も酔ったなぁ。 ただ日頃居酒屋に通ってほろ酔いでフラフラ歩いて家路について子供にセクハラ発言して妻にこっぴどく怒られてそのままソファで眠る中年のおっさん。 なんていいもんじゃない。いや、そんな社会の荒波を生きているおっさんもいいもんじゃないが、こっちは重度の乗り物酔いに近いからな。 「ンく……キョン…」 誰だ。俺を呼ぶのは…って、この舌足らずな声は朝比奈さん……だよな? まだグラグラ揺れている頭をゆっくり起こして瞼をゆっくり開ける。 「あ、キョン君。大丈夫?」 目の前に朝比奈さん(大)が……なんか配置がおかしい気がするぞ。なんで真上に朝比奈さん(大)の顔があるんだろうか? 「足が痺れちゃった…」 少し舌を出して笑っているが、足が痺れたとな?つーことはだ。朝比奈さんは足を痺れる体勢+俺の目の前に朝比奈さん(大)の顔=…… 「うわぁ!す、すいません!」 理解が遅すぎたが、間違いなく膝枕と言う夢のようなシチュを俺は眠りながら味わっていた。なんで体を起こしてしまったんだ。勿体無さ過ぎるぞ俺。 大丈夫よ。私が勝手にやったことだから」 そんな胸キュンな笑顔を見せないでください。またそのスベスベの太腿にルパンのようなダイブですがりつきたくなるじゃないですか。 「んー……あと10分でみんなが来る時間ね。その前に行かないと…」 まだ立ち上がれない俺を横目に、朝比奈さん(大)は立ち上がり、時計を気にしている。 あれ?そういや長門の姿を見ていないんですけど? 「長門さんなら大丈夫。先に用事をお願いしているから」 そうか。心配することはないってことか。そもそもこういう時に長門を心配するほど俺に余裕はあったか? 答えはNO。こんな時は俺は非常に頭を使わなきゃいけないってことだ。なら、仕方なくも一大事なら頭を使うとするか。 それで、俺は一体何をすれば良いんですか? 「キョン君には……そうね。詳しいことはこの時間にいるキョン君に聞けばいいわ。簡単に言えば、涼宮さんを退屈させないようにしつつ、ジョン・スミスがあなたと別人であると示すことなの」 それはちょっと俺に不都合だな。 これでも長門の親玉の情報なんちゃら体やら古泉の所属する組織やらを恐怖のどん底に叩きつけられる必殺の合言葉が『ジョン・スミス』だ。 それを自分の手でわざわざ封印する気には正直朝比奈さん(大)の潤んだ瞳で頼まれてもウンウンと頷けるもんじゃあない。 だってそうだろ?この俺の手で世界が変わるかもしれない。この俺の一言で長門が助かるかもしれない。 そう考えたら封印するのは勿体無さ過ぎる。 「それは、規定事項ですか?」 聞いてみると、俺の予想通りに朝比奈さん(大)は首を横に振った。 「規定事項なら頼む必要なんて無いわ。そうじゃないからお願いしているのよ。以前長門さんと一緒に未来の足掛かりを作ってくれたでしょ?」 ええ。やりましたね。人の足をイタズラで怪我させたり、亀を川に放したり、変なものを匿名で送ったり。 「それと同じこと。あなたにやって初めて成立するの」 なるほど。じゃあ最後に二つ質問です。これが初めての試みなんですか?そしてこれは未来に関わる重大な事なんですか? この質問は少し答えにくかったのか、妙に悩んでいるようだ。 前者の答えは分かっている。『いいえ、何度も行っているわ』じゃなきゃおかしいんだ。そうだろう?朝比奈さん(大)は、その時間の俺と協力してくれとかその時間の俺に聞いてくれとか言っているんだ。 これから会う未来の俺が知らないほうがおかしいだろう? だが後者は答える事が憚られるはずだ。いくら信用のおける人間相手でも、未来が狂うような重大なことだと明かせられる訳が無い。何も知らずに行動してほしいはずだからな。 「一つ目の質問の答えは、いいえよ」 当然だな。 「でも二つ目の答えられません」 やっぱり禁則事項に引っかかるんですね。 「ええ……」 申し訳なさそうな顔をさせてしまった。ううん…まさかそんな顔をさせてしまうとは思わなんだ…… 「そんな顔をしないでください。分かっていて聞いたようなものですから」 そうは言ったが半分嘘。答えてもらえるだろうか、と思っていたのも事実だからな。 「あっ!いけない……ごめんねキョン君。そろそろ私は戻らなきゃいけないの」 どうやら時間をおしてしまったようだ。申し訳ないです朝比奈さん(大)。 「じゃあ行くわね。この一件が終わった頃に迎えに来るから」 ニッコリと花も恥らうどころか鼻血のオンパレードが起こりそうな見たものの胸を貫く笑顔を残して朝比奈さん(大)が遠ざかって行く。 「あ、朝比奈さん!」 なんで呼び止めるんだ俺!後で会うのに止める必要はないだろう!でも朝比奈さん(大)は分かっていたようにピタリと足を止めてこちらに振り向いた。 何を言えって言うんだ。言うこと無いぞ。そろそろ(大)って付けるのが面倒になってきましたよ、と言うのはさすがにまずいからな… 「今、本当に何歳なんですか」 はい以前聞きましたよ。同じ事聞いてバカだろうって思ったんなら否定はしないが衝動に駆られて止めたんだから言っておく必要があるだろう。 センスの欠片も無いのはほっといてくれ。 当の朝比奈さん(大)は小さく「もぉ…」と色っぽく呟いて、初めて会ったあの時と同じように、誰もが故意に落ちそうな笑顔で決めてくれた。 「禁則事項です♪」 さぁどうしたものか。とりあえず説明していなかったこの俺のいる場所のことでも考え直しておこうか。テッキリ忘れていたんだよ。段取り悪いとは言わせないからな。 ここは日曜日に来る予定のいつもの駅から電車で少し行ったところにある廃墟が乱立した廃墟群だ。サビ臭く周囲の建物はボロボロ。おまけに草はボーボーでいかにもって場所だ。 ここで多分、と言うか間違いなくあの新聞に載っていた写真が取られたのだろう。目の前の廃墟と記憶にある新聞の記事の写真を合わせる。 「で……俺はどうすればいいんだ?」 なんのこっちゃと適当に散策をして辿り着いただけと言う明らかに行動と結果。 『このポイントに向かえー』とか『この地点で合流だー』とか言うことを全くなーんにも聞かされていない。メーデー!メーデー!も役に立たん。 こういう時は重要なことを思い出していくのがいいな。 えー、まず俺はこの時間の俺と会わなきゃならないんだな。長門風に言えば接触しなきゃいけないわけだ。 「………あ、長門」 思いのほか先のことを見つけた。ここにいる、いや、一緒に来た長門から何か聞けば良いじゃないか。たしか朝比奈さん(大)に用事を頼まれているんだったな。 意外と散策は効果があったかもしれない。行った場所と行っていない場所があるというのは結構良いことなんだな。行っていないところに行けば長門がいる。 と考えるは易きことで、かなり入り組んだこの廃墟群を虱潰しに歩いていたら日が暮れちまう。 時計を確認しておこう。現在9時42分か。いつものように集合したなら10時頃にはここに着くだろう。 待て。待てよ?そう考えると先に長門に会うより、この時間の俺に会う確率のほうが高いな…… 時間は刻一刻と過ぎているんだ。もうやってやれないことはない。当たって砕けろ精神だな。 くだらない葛藤をした挙句、俺の取る行動は結局散策になってしまう始末だった。 ああ、そうだ。ここで折角だから時間と空間の理念を語ってみよう。 まず知ってるだろうが未来は不確定でいくつも枝分かれをしている。それはどれも最初は微かな違いだが、選択肢が増えるにつれて未来の数も増える。 そしてそれは何処で終わる未来かも分からない。一人一人死ぬ時が違うから未来で死を迎える時も選択肢によっては長生きするかもしれないし短命かもしれない。 そして未来は世界を見てカウントするよりも一人称でカウントする方が楽だ。無量大数を数えるか那由他を数えるかの違いだろうがな。 で、ここで考えなければいけないのはその未来は無数にあるが、その未来へ向かう過去も無数にあると言うこと。 そうすれば未来の俺が過去の俺(今の俺)のすることを知っていておかしくない。過去に行って俺が同じ事をしているのが見れるのも当然。 説明したが詳しく知りたかったら量子学を学ぶかノエインを見ろ。 と、これを説明したのはひとつの好奇心が原因だ。 俺がこの時間の俺とは違うことをしたら、この時間の俺と過去から来たこの俺の未来は重なるんだろうか。という疑問。 もし俺がこの流れの中で流れに無い動きを最初にしたとしたら…もし俺にも未来を改変することが出来るのならば…… そんな無粋なことを考えてしまったわけだ。もしかしたら心のどこかでハルヒの力が羨ましいのかもしれないな。 このときは本当にそんなことになるようなならないような事件に発展するとは毛ほども思っていなかった。 「随分歩いたな……」 歩き続けてすでに5分ほど経過しただろうか。廃墟だから下が瓦礫で歩きにくいったらありゃしない。アップダウンの繰り返しで相当足腰にきてるぞ… 何処に行けば人に会えるんだろうか。 とりあえず外の近い瓦礫だらけの廊下をボテボテと歩いていた。 「さあ着いたわよー!」 む?なんだか聞き覚えのあるハイテンションな声が右の壁一枚通して聞こえて来るんだが? 「あ、あの……本当に行くんですかぁ?」 今度は掠れた舌足らずな声が聞こえる。うーん…幻聴だよな? 「あったり前でしょ!?あんな大々的に不思議が見つかったのよ?」 やっぱり聞き覚えがあるよなー。確かいつもスランプ起こす爆風スランプを追い抜くほど走る奴の声にそっくりだ、うん。 「それにしても中々雰囲気がありますね。まさしくと言うところでしょうか」 この声は……うーん、あ!そうだ、あのニヤケ顔のハンサム野郎に似た声なんだ。 「………」 そしてこの流れから行くと不要な会話は決してしない宇宙人もいるんだろうなーあっはっはっは…… 「んな事いいからさっさと行くぞハルヒ」 お、俺の声だ。……って しまったぁぁぁあああああ!もうそんな時間なのかぁぁぁああああ! 『んー……あと10分でみんなが来る時間ね。その前に行かないと…』とかなんとか朝比奈さん(大)が言っていたな。時計は丁度10時。俺の読みは合っていたってことか。 だがこの状況を打破するのは厳しいぞ。奴らが一歩前に進むだけで俺のいる場所を隔てる壁を越えてきてしまうんだからな。 どうする!どうするよ俺!ここで欲しいライフカードの選択肢。周りは横伸びの廊下。出口は窓を除いて一つだけ。つまりハルヒ達が入ってくるスペースのみだ。 「さあ出発よ!」 駄目だ!ここで会うわけには行かないんだ!というか会ったら不思議探し以前にハルヒに見つかるのがやばい!というかスラリと伸びた白いハルヒの足が壁のこっち側に見えてるー! 終わった……あえなくゲームオーバー。リトライかコンティニューをお願いします。百円持ってきてるから。 「あ、ハ、ハルヒ!先に向こうに行かないか?こっちは写真の写っていた場所と違うからさ」 お、俺(未来)? 「どうして知ってんのよそんなこと」 「あー、いや、先に下見に来てたんだ!だからあの写真の場所が分かるしさ」 「へー……」 頑張れ俺(未来)!俺の為に頑張ってくれ!これで百円消費する必要がなくなるんだ!そんな問題じゃないわけだがとりあえず頑張ってくれ! 「だ、だから俺に付いてきてくれ。な?」 「…まあそういうなら……」 白い足が壁の向こうに戻っていったぞ。でかした俺(未来)。首の皮一枚でなんとか繋がったぜ。 ハルヒの声が遠くなっていく。ちらほらとみんなの顔が窓から見えるがこっちは見ていないようだ。って長門(未来)よ。あからさまにこっちを見るな。 「………っはぁ~~」 どうやら息継ぎを忘れて不安になっていたようだ。大きく息を吸い込んで大きなため息を吐き出す。一瞬死んだと思った。というか長門に情報結合を解除されるかと… 「………呼んだ?」 いやそんなことないぞ断じてお前に恐怖してはいないって長門!俺のことを消しに来たのか… 「…言っている意味がよく分からない」 …そうだよな。俺の思想でのことだからな。いや、気にするな。それで?どうしたんだ?と言うかお前はどっちの長門だ? 「私は一緒に来た方。あなたを案内しに来た」 案内? 「……そう」 どこに連れて行く気だ? 「あなたが行かなければ行けない所」 いや、だからそれを聞いたつもりなんだが…まあいい。とりあえずちゃっちゃと終わらせたいから案内してくれ。 「……そう」 長門は小さく頷いて廊下を俺が来た方へ進んでいく。そっちは行ったんだが、と言いかけたが何かが起きるには時間が違ったんだろう。何も言わずに着いていくか。 「……ここ」 着いた先は細いビルとビルの隙間。いや、路地裏の道と言えば良いのだろうか。とにかく暗く細い道だった。 「それで、ここでどうすればいいんだ?」 一体何をすれば良いか聞かされてもいないのに何か出来るわけないだろう。 「……今は説明できない。会ったらさっきの廊下まで逃げて」 …会うって、誰にだ?ハルヒとかそういうこの時間にいる奴らとか? 「……きた。頑張って。信じてる」 そう言い残して長門はこの道から抜け出して来た道と逆の方へ姿を消していった。 「なんなんだ…行ってる意味が全く分からんぞ」 一体どうしろと……とりあえず頭を掻いて何かが起きるのを待っておこう。 ギチギチギチギチ…… 何の音だ。来た道を見つめていたが後ろから嫌な音が聞こえてきた。ここは振り向いた方がいいのか? キュオォォォォ…… えーっと?なんの動物だ?鳴き声が聞こえて来るんだが?それよりも今のは鳴き声と言うのか? 何が俺の頭の中で勝ったか。好奇心だ。ゆっくりと後ろを振り向いて俺の思考はピタリと止まり、再起動した。 待て、待てよ?この動物は何処かで見たような…あ、そうだCMでこんなのを見たな。何だったかな。えーー…… キュオォオオオオ! そうだ!『グレムル』のCMだ!ってそんな場合じゃねえええ!! 「うわあああああああああああ!!!」 ひたすら猛スピードで路地を走り抜ける。ビルとビルの間を渡るとか卑怯だろ!なんで俺がこんな目に…恨む。恨むぞ長門!カマドウマの方がまだましだったぞ! ギチギチギチギチ…… 一体この蟲の羽音みたいな音は何なんだ!飛ぶのか!?こいつ空飛ぶのか!? だがそんなことを気にして逃げていられる場合じゃない!なんとか路地を抜け出したが右と左どちらに行こうか迷った。 『会ったらさっきの廊下まで逃げて』 長門の言葉を思い出して右へ曲がった。さっき通った廊下。この時間のみんなと会うかもと言う危険を感じたが、これはそれ以上だ。 どこまで走ればいい。どこでこの後ろの奴はいなくなってくれるんだ。ここで死ぬことはないと分かる。この時間の俺がいるんだからそれは間違いない。 「ちくしょおおおおおおお!」 必死で走ったが後ろから聞こえる羽音のような音は近づいてきている始末。まさかこの事態は禁則事項だったのか?やっちゃいけないのか?死んじまうじゃねえか! 「おおおおおっ……ぐえっ!」 突然横に引かれ廊下から引きずり出され壁際に押し付けられた。あのグレムルは俺を見失ったみたいで窓から見える姿は長い首を周囲に伸ばしながら俺を探している。 何がともあれ助かった…くらくらして視点の合っていない目に力を入れてそいつを見る。 「危なかったな。俺もかなり焦ったが同じぐらいのタイミングで助かったんだ。文句はなしにしてくれ」 どう見てもドッペルゲンガーにしか見えないんだが。違うのは私服な事だけで他は何も変わらない。瓜二つですらなく同一人物なわけだ。 いくら俺が未来を改変しに行って死にそうになった時とその二度目の改変をしに行って死にそうな俺を見た時があったがやっぱり慣れない。 「……俺?」 目の前の俺は苦笑を浮かべてこう言った。 「よう。二日前の俺」 次回予告! グレムル(らしきもの)をどうにかしたい俺(過去) やらなきゃいけないことを説明する俺(未来) 俺たち二人に指示を出す長門(未来)と長門(過去) 一体どうやって事を終えなければいけないのか! つーか(未来)とか(過去)めんどくせー! 二章
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―――――――――――――――――――― 最近のハルヒは様子がおかしい。 周りの皆はそれに気づいているのかいないのか いや、俺だからこそ、その異変に気づきつつあるのだろうか ハルヒ「キョンおっはよぉ~!見て見れ!新しくSOS団の絵を描いてきたの♪」 ハルヒらしくないシンボルマークだ。 誰かに描いてもらったのか? キョン「おい、そのマークはおまえが描いたのか?」 ハルヒ「当ったり前じゃな~い、私の才能見直した?」 キョン「いや・・・Sが逆だぞ」 ハルヒ「ええっ!?」 やはり今日のハルヒはどこかおかしい・・・。 キョン「ハルヒ、今日のお前、ちょっと変じゃないか?」 ハルヒ「何言ってんの、そんなわけないでしょ!」 やはり俺の思い過ごしか? ハルヒ「そうだ、今日は会議があるからちゃんと来てよね!」 キョン「ああ、わかった。で、会議の内容は?」 ハルヒ「もちろん新しい謎を探すことよ!」 そりゃそうだな。 - 放課後 - ハルヒは一目散に部室へと向かっていった。 俺がハルヒの本当の異変に気づくのはこれからであった。 俺は部室へと足を運んだ。 キョン「ハルヒ~、いるか?」 ハルヒ「おっそ~い!何してたのよ!」 キョン「遅いって、すぐに来ただろ」 ハルヒ「そ、じゃあ会議はじめましょ!」 キョン「って、俺とお前だけか?」 ハルヒ「・・・。。」 キョン「え?何だって?」 ハルヒ「だから、この会議は二人じゃないとできないのよ・・・」 ハルヒはキョンの制服の第一ボタンをはずした。 キョン「おいおい、やっぱり今日のおまえ、何か変じゃないか?」 ハルヒ「・・・。」 キョン「・・・何があった、言ってみろ」 ハルヒ「あんたの命をいただくわ」 キョン「 へ っ ? 」 朝倉「そう、正体は私よ」 キョン「!!! おまえっ、長門に・・・」 朝倉「そうよ、一度はね。でも、私は何度でも復活できる再生プログラムが入っているの」 キョン「ここにおまえがいる限り、それを信じざるをえないな」 朝倉「ゆけっ!フーディン!」 キョン「そうくるかっ、ゆけっ!カイリキー!!」 朝倉「エスパーに対して格闘ポケモンとは、とんだ自身ね」 キョン「俺のカイリキーを甘くみるな、そこらのとは一味違うぜ!」 朝倉「そう、じゃあ試してみましょうか」 キョン「・・・」 朝倉「・・・」 キョン「じゃあまずは俺からだ! カイリキー上腕筋の野菜炒め!」 朝倉「・・・っ! じゃあこっちは、酢カイリキーの煮物よ」 キョン「負けたorz」 END -